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「大体、真緒への嫌がらせをやめさせた僕にはお礼の一つもない癖に、ディゴリーには偉く律儀なんだねぇ」
「え、ドラコが？」
真緒は先日耳に挟んだ�爛疋薀海�手玉に取られている�瓩琉嫐�をようやく理解した。
ドラコが真緒を擁護して、そんな内容の噂が飛び交ったに違いない。
「そいつに手紙を書く暇があったら僕に感謝をするべきだ」
「強要するのはどうかと思うけどーー…でも、確かに、それは感謝する。ありがとう」
「見返りに何をする？」
「へ？」
「そうだ、次のクィディッチワールドカップで僕たちの席に呼んでやる」
名案だとばかりに言ったドラコに真緒は「またその話？」と顔をしかめた。
「私はお父さんとーー」
「だったら来年のホグズミードを僕が連れてってやる、光栄だろ？」
「え、いや…大丈夫。というかお礼が欲しいんでしょ？今度、日本のお菓子あげるから」
真緒が笑顔で提案すると、ドラコの方は少し不服そうだったが「そこまで言うなら、それで手を打ってやる」といってふんぞりかえった。
「で、ホグズミードは僕と行くので良いな？」
「ジニー達と行くわ」
「案内してやるって言ってるんだ」
「…好き勝手に連れ回して、私を召使い代わりにでもするんでしょ」
真緒はワールドカップの�狆せ箸き甍靴い亮蟷罎鯔困譴討呂い覆�った。
「しない。クリスマスの手紙のことを言ってるなら、あれは言葉のあやだ」
ドラコは憤慨したかのように言って、「大体、僕が真緒を召使い扱いしたことがあるか？」と拗ねたように続けた。
「それは…無いけど。でも、どうせならスリザリンの子を案内してあげれば？」
「僕は真緒に言ってるんだ」
「案内はいらないってば」
「何が気に入らないんだ、案内してやると言ってるのに」
ドラコが苛々したかのように片眉を上げる。
真緒は真緒で、頑なに自分が断る理由も、執拗にドラコが誘う理由も分からないでいた。
「強いて言うなら、その案内してやるっていう言い方が気にいらないわ。私は頼んでるわけでもないのに」
「ーーー…」
ドラコが黙り込んだので、真緒は「それにセドリックが行こうって言ってくれてるの」と直近に来た手紙を片手に続けた。
その言葉を聞いたドラコは、目を見開いた後、明らかに気分を害した様子で「勝手にしろ」と顔を赤くして吐き捨て、踵を返して行ってしまった。
「え…何で怒られたの…？」
残された真緒は唖然と見送った。
fin.29
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エマ - ドラコが好きすぎます、、、これからも応援してます！ (2022年3月23日 17時) (
レス) id: 993b960046 (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - りの様)コメントありがとうございます！意地悪なところや不器用なところがありつつもカッコいいドラコを目指したいので嬉しいお言葉です。応援ありがとうございます、励みになります！ (2020年2月3日 0時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - はじめまして！めちゃくちゃマルフォイカッコいいです！応援してます (2020年2月2日 23時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2020年1月16日 23時
