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あんな態度ならもう話さないと決めてあっという間に一ヶ月ほど経った。
ドラコはいつまでもパーキンソン達といて、話しかけてくることもない。
そうこうするうちに、ハロウィンがやって来た。
三年生達は、初めてのホグズミードである。
「おいポッター、居残りか？」
「黙れマルフォイ」
ホグズミードに向かう生徒達の群れに、プラチナブロンドを見つけた真緒は、ハリーを馬鹿にするのを尻目に通り過ぎようとした。
「やぁ、真緒。君も行けないんだってねえ」
思わず睨み付けると、爛々とした顔でドラコが歩み寄ってきた。
相変わらず包帯で腕を吊るしている。
「あと一年早ければ、僕が案内してやれたのにねえ」
「結構よ。ほらハリー、行こ」
真緒はドラコをひと睨みして、ドラコを憎々しげに見ていたハリーの腕を掴んで引っ張った。
ハリーは三年生の中で唯一、ホグズミードの許可証にサインが貰えなかったらしい。
ハリーと真緒が連れ立って、城の中へとずんずん進むのをドラコは舌打ちして睨み続けていた。
「ドラコ、行きましょうよ！」
「…ああ」
アイスグレーの瞳に見送られていたことなど露ほども知らない真緒達は、少し歩いた先で、ルーピン先生と出くわした。
「随分仲が良いんだね」
真緒に掴まれたハリーの腕に視線をやりながらルーピン先生は言った。
「えっ？あ、いや、先生、これは急ぐあまり…」
しどろもどろに言い訳する真緒にハリーは吹き出しつつ、「僕がマルフォイに突っかかる前に掴んでくれたんです」と付け足した。
「そうかい、ところで二人とも丁度良かった。少し手伝ってくれるかな？手が塞がって扉が開けれないんだ」
授業用だというグリンデローを運んできたという先生を手伝いながら、授業の話やハリーの吸魂鬼の話を聞いていた。
笑顔で話を聞いていた真緒は、突如、自分の予定を思い出した。
「いけない、私コリン達と宿題するって言ってたの忘れてた！」
「それは行った方が良いね」
ハリーとルーピン先生にさよならをして、急いで寮の談話室へ戻ると、二人は宿題を進めていた。
「どこ行ってたの？」と聞かれ、ハリーと一緒にルーピン先生の部屋に行ってたと答えると、二人とも心底羨ましそうに行きたかったと口を揃えて言うのだった。
fin.21
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エマ - ドラコが好きすぎます、、、これからも応援してます！ (2022年3月23日 17時) (
レス) id: 993b960046 (このIDを非表示/違反報告)
M.S(プロフ) - りの様)コメントありがとうございます！意地悪なところや不器用なところがありつつもカッコいいドラコを目指したいので嬉しいお言葉です。応援ありがとうございます、励みになります！ (2020年2月3日 0時) (レス) id: ff3e6ddaf7 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - はじめまして！めちゃくちゃマルフォイカッコいいです！応援してます (2020年2月2日 23時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.S | 作成日時：2020年1月16日 23時
