#エフェクト四回目。 ページ5
数時間後…
ﾊﾟﾁ
『あ、あれ…ここは…?』
類「Aくん…本当に良かったよ…!」
目が覚めると、私はソファーに寝転がっていた。
隣には座り込んでる類。目元が赤くなっていて
泣いていたのが丸わかりである
『え!?ちょ、類!なんで泣いてんの!?』
「Aぁ〜!(╥﹏╥)よかった…!(╥﹏╥)」
『瑞希姉まで!?』
「A、ボクのとこに走ってきたと思ったら
糸が切れたみたいに倒れたんだよ!?
傷と血だらけだったから、死んじゃってたかと
思ったんだからね〜!?ﾟ(ﾟ`ω´ ﾟ)ﾟ」
類「瑞希くん…Aくんはかなり酷い
怪我をしているんだ、あまり揺さぶらないで
あげた方がいいよ(苦笑)」
スマホを片手に部屋を出る類のその言葉に
瑞希姉はハッとしたように我に返って私から
離れる。まだ涙が零れているあたり相当
心配してくれたんだろう。
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ…
寧々「A、大丈夫?怪我したって聞いたけど…」
ワンダショの一員でありゲーム仲間でもある
“草薙寧々”。コミュ障仲間でもある。
『大丈夫、瑞希姉のストーカーと軽い
バトルしてただけ。(笑)』
寧々「格闘ゲームじゃないんだから…(苦笑)」
そんな話をしているうちに、類が戻ってくる。
手にスマホを持っているから、おそらく
どこかに電話していたのだろう。
類「えむくんが宮女に行っているみたいだから
Aくんが休むことを伝えておいて欲しいと
お願いしておいたんだ。今日は病院で
見てもらった方がいいからね。」
そんなことを言って微笑む類は、傍から見れば
最早父親。これで高校生ってまじ?
‐少年少女移動中…
先生「あらら…左足首完全に挫いちゃってる…
こうなったの心当たりない?」
『えーと…昨日お姉ちゃんと買い物に行って、
その帰りにストーカーに襲われた時、?』
確か、突き飛ばされて受身失敗した時に、
足グキってなった気がするんだよな…
先生「きっとそれが原因ね…ストーカーの事は
警察に相談とかしたの?」
『それが、ここのところずっとつけられてて、
相談に行こうにもバレてしまうから…』
バレたら最悪、瑞希姉が殺られるかもしれない…
この前は盗聴器とGPS付けられてた…()
先生「そうなのね…取り敢えず、今日は
念の為に入院して明日警察に行きましょうか」
『…そうですね、』
大丈夫、だといいんだけど…
‐その日の夜‐
ｶﾞﾀﾀｯ ｶﾞｼｬｰﾝ ｽﾀｯ
嘘だ…なんで、彼奴がいるの…!?兎に角、
ナースコールを…!
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作者名：零下 | 作成日時：2022年10月13日 20時
