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#エフェクト三回目。 ページ4



『取り敢えず!今は全部忘れて買い物楽しもう!』
「そうだね、A!」

ショッピングモールの洋服エリアに来たのは
いいけど…周りからの視線が痛い。

MOB「え、あの子めちゃくちゃ美少女じゃない?」
MOB「隣の人も可愛い〜!」
MOB「モデルさんとかかな!?」

私らはふつーの高校生ですよ〜、(苦笑)

『うわぁー新作コスメ沢山出てる!』
「ほんとだ!どれにしようか迷うなぁ…」

‐数時間後‐

「結局沢山買っちゃったね。‍w」
『だね。(苦笑)』

買い物を終わらせた後、私達は家路に着く。
…不意に瑞希姉が立ち止まった。

「ねぇ、A…なんか足音しない?」
『確かにね。』

そのまま歩き出すと足音も着いてくる。
立ち止まれば足音も止まる…ストーカーだ。





「A、どうしよっ…!」
『落ち着いて、瑞希姉。私が絶対守るから…!』

私は瑞希姉の手を強く握る。そして平常を装って
また歩き出した。そっと背後を横目で見ると、
やっぱり瑞希姉を連れていこうとした奴だった。

『取り敢えず類に連絡しとくね
彼奴のことだからまだ起きてるでしょ』

プルルル…プルルル…

類《おや、Aくんじゃないか。こんな時間まで
何をしていたんだい?》

『あっはは、実は瑞希姉と買い物しててさ。
色々とやってたらこんな時間になっちゃった…』

類《そうなんだね。なら今夜は家に泊まって
いくといいよ。…瑞希くんとAくんに、
尾行がついているようだからね。》

『ありがとう、類…じゃあ今からそっち行くね』

ピッ

電話を切り走り出そうとすると姉の悲鳴が。
後ろを振り返ってみると…

ストーカー「瑞希たん…( ◜ω◝ )
やっと会えた…( ◜ω◝ )」

「ひっ!も、もうやめてよ…!ボクは
付き合う気なんてないから…!」

『お姉ちゃん!今のうちに逃げて!』

そう叫ぶと同時に瑞希姉が走り出す。そして
近道の路地に消えたのを見届けた直後…
いきなり後ろから突き飛ばされ転んだ。

『ッ…!?』

ストーカー「妹だろうと…瑞希たんと僕の恋を
邪魔するなら…殺 してでも…!」

『ゔッ…ゲホッ…はぁッ…多分あんたみたいな
奴じゃ、一生振り向いて貰えないよ‍w』

そう軽く嘲笑うと、私は朦朧とする意識の中
痛む足をそのままに走り出し、類の家の前で
意識を手離した。

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作者名:零下 | 作成日時:2022年10月13日 20時

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