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伊藤くんの言葉に今井くんがオーバーなリアクションをとる。本当に面白いなぁ。

伊「俺の彼女」
今「ぬぅわっ!?」
伊「の、お友達」
今「ふぅぅぅううう、ふぅうううう、ふうううバカヤロウ!!心臓が止まったぜ……しかし、俺は生きてる……!」

止まっちゃったら死んじゃうと思うけど。

思いはしたけど言わないでおいた。面白いからしばらく観察していよう。

理「そうなんだ、初めまして赤坂理子です」
『私はAA、一度だけ会ってるわよね、よろしく』

理子ちゃんに倣って自己紹介をすると、明美ちゃんはぺこっと頭を下げてくれた。この子も礼儀正しくて可愛い子だ。

三「あ、明美ちゃん……?今井と、まさか付き合って……」
今「野暮なこと言うなよ」

今井くんの言葉に、三橋くんはすごくショックを受けたみたい。あの明美って子のこと好きだったのかしら?

理「さぁさ、二人の邪魔にならないように行くよ」
片「……俺達も行くぞ」
『うん、そうね』

伊藤くんが三橋くんを引きずって出てきたところで、私達は分かれた。
夕飯の相談が出来なかった私達だけど、とりあえずスーパーに向かうことにした。

『うーん今井くんがなんだか心配だわ』
片「なんでだ?あいつ嬉しそうにしてたし、いいんじゃねぇのか」
『だって今井くん、今朝は私に告白してきたのに、放課後には彼女が出来てるなんておかしいでしょ?何か裏がありそ……』
片「待てA、今なんて言った?」

立ち止まって私の肩を掴みそう言った彼の顔は凄く焦っているように見えた。肩を掴む手の力も強くて、私は顔を歪めた。

『ちょ、ちょっと痛いよさとちゃん』
片「お前、今井に告白されたのか?」
『されたけど、ちょっと痛いってば』
片「それで、それでなんて答えたんだよ」
『なんでそんなこと聞くのよ!それよりねぇ、痛いって言ってるじゃない、のっ!!』

彼がどうしてそんなに必死になるのか分からないし、肩は痛いしで私は勢いあまって彼を突き飛ばした。

彼は僅かによろめいただけで、大した衝撃は受けてないようだった。けれど、その表情は怒りと悲しみが混じったような複雑なもので、私には彼がどうしてそんな顔をするのか分からなかった。

『もう!私が今井くんから告白されたってなんて答えたってさとちゃんには関係ないでしょ!!バカ!!』

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彼方(プロフ) - なーなーさん» 初めまして、コメントありがとうございます!幼少期の片桐くんの可愛さを受け入れていただいて嬉しいです(*^ω^*)可愛くしすぎてかっこいい片桐くんが好きな方に怒られるんじゃと不安でした笑。今後もこの作品をよろしくお願いします! (2018年12月28日 19時) (レス) id: 93a2639ec6 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー - はじめまして!もう本当、読みながらニヤニヤしてますw 幼少期の智司可愛すぎか( ˙-˙ ) (2018年12月27日 23時) (レス) id: ceacf0dbdc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼方 | 作成日時:2018年12月17日 15時

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