生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん3【銀魂】【約ネバ】

108 ページ34

さっきまで寝ていた部屋を二人で出ると包帯を持ったアンナとばったり会った


アンナは私を見るなり目を丸くし、持っていた包帯を落としてしまった


アンナ、包帯


包帯がセットするのに失敗したトイレットペーパーみたいな事になってるよ←



『ふふ、おはようアンナ


はい、包帯落としたyぬあっ！？』


ア「A！！良かった…目が覚めて良かった……！」



本日二度目の家族からの熱烈なハグ


しかもレイやアンナという普段めったに甘えない人達からのガチハグに嬉しさ半分どんだけ心配させたねん自分という不甲斐なさ半分である


涙を流すアンナの頭をそっと撫で微笑む



『心配させてごめんねアンナ


アンナだけじゃなくてレイや他の家族にも』


レ「……」


『アンナ、他の皆は？』


ア「ギルダとドンが今エマの様子を見に行ってる


でもAが起きたって言えばすぐ飛んでくるよ」


『そっか……GPの皆も無事に此処に着いてる？』


レ「あぁ、全員無事だ」


『そう……本当に良かった』



心の底から安心してついつい壁にもたれてしまう


それを見たレイとアンナが体調が優れないと勘違いしてまたあの部屋に連れ戻されそうになったからとりあえず待てのポーズをした


アレだよアレ、T○itterとかでよく見るやつ(語彙力)



ア「とりあえずまずは包帯の交換をするね


すぐ終わるからまたあとで皆に会いに行こう」


『レイは何で私の腕を掴んでるん？？』


レ「お前が逃げねぇように」


『逃げんわ、私女の子には忠実だからね？？』


レ「じゃあ俺は？」


『うーんまぁレイなら大丈夫かな〜って』←


レ「言うこと聞いてくれねぇなら包帯取れるまでお前抱えて動こうかな」


『ごめんなんて？？？？』



いきなり頭ぶっ飛んだ発言するのやめてもろて？？


貴方そんなキャラじゃないでしょ？もっとクールにいこうぜ？な？？


あとそれ私がアホみたいに恥ずかしいやつだから全力で拒否するね



ア「…………」


『？どうしたのアンナ』


ア「……Aの左目見るともう開かないんだって嫌でも分かっちゃうから、傷跡を見ると凄く悲しくて……っ」


『！』


ア「ごめんなさい…！私よりもAが一番泣きたくなる位辛いはずなのに…」



アンナ……



『ふふっ、やっぱりアンナは優しいね


確かに辛いけど泣く程ではないよ


だって右目はまだはっきり見えてるもの


皆の事もちゃんと見えてるから』


「「！！」」

109→←107

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す