生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん3【銀魂】【約ネバ】

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路地裏に隠れている私はエマとレウウィスの様子を伺っていた


こっちのペースには乗らず、何もせずただ待つ事を奴は選んだ


ただし10分後誰も来なければ奴はエマを殺すつもり


そんな事絶対にさせない


今すぐにでも出て行きたいけど計画上私の出番はまだだ


オリバーやザックは無事だろうか？


もし彼らの身に何かしらあったとしたら…



『……戦力が足りない


何より相手が鬼じゃ絶対生きてるって保証もない』



向こうの状況が知りたい


こういう時に通信機がないのは痛手だなぁ


仕方ない


10分間、私はあの子達を信じて待とう


もしもの時のために作戦も練り直しながら＿＿




ーNo sideー



一方でバイヨンを倒したルーカス、オリバー、ナイジェル


しかしルーカスを庇った事によりオリバーは負傷


とても戦闘を続けられる状況ではなかった


ル「オリバー……その刀は何処で？」


オ「…Aに、剣術を教わったんだ……


皆を、守れるように……


鬼に…勝てるように……強くなりたくて」


ル「！」


ナ「凄い剣捌きだと思ってたけどあれをAが…」


オ「ぐっ……！」


ル「！とにかく今は戻って手当をするぞ！」


オ「A……」



意識が朦朧とする中、オリバーは短期間で剣術を教えてくれた少女を思い浮かべていた


あいつは強い


強いからこそ例え一人になったとしても立ち向かおうとするだろう


だから自分がこんな目になっていなかったら一緒に戦いたかった


まだ11歳の年下の女の子を守ってあげたかった


どうか無事で＿＿


そう願い意識を手放した

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