生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん3【銀魂】【約ネバ】

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『……あれ』



帰ってきてから自室でプレゼントを作って総悟の部屋に来たが部屋はもぬけの殻だった


ちなみに帰ってきた時点で書類は綺麗に片付いていた


山崎に大感謝だ


…いないならしゃーない、また後で…



『っわぁ!?』


沖「お〜間抜けな声」



突然視界が真っ暗になって短い悲鳴を上げた


おい…いつから後ろにいたんだしょうもない事しやがって


両目を塞いでいる手を強く振り払う



『ガキかお前は…ったく……


ハイこれ』


沖「?それピアスですかィ?」


『そ、私が作ったの


昔ちょっとミツバさんから教えてもらったから


穴開くの嫌ならノンホールに変えるけど』


沖「そこは別に問題ねぇけど


……ありがとうございまさァ」


『…ん』



総悟は渡したプレゼントのピアスを早速付け出す


すると片方を持って目の前にやって来た



『?何……あっ』


沖「ふーん、よく似合ってんじゃねぇか」


『え、何で私に着けたの?


あんたのでしょ』


沖「俺のモンなんだから好きに扱って良いだろィ


ガキの頃みたいにお揃いにしただけでィ」


『！』


沖「まぁ幼馴染みの印とでも思って着けときなせェ


んじゃ俺は見廻り行ってくるんで」


『どうせまたサボりのくせに』


沖「憎まれ口しか叩けねぇ女は嫌われますぜ」


『大きなお世話だよバカ野郎


……憎まれ口ならあんたの方が天下一品でしょ』



いい加減に手をヒラヒラ振って立ち去る総悟の背中に思わず愚痴を溢す


頑張って作った甲斐があったかもね


久々に見た幼馴染みの柔らかい微笑みを思い出してニヤニヤしながら自室に戻った


黙ってたら可愛いのにね、黙ってたら

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