生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん3【銀魂】【約ネバ】

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全員で話し合った結果、


次奴らが狩りをしに来る時に計画を実行する事になった


私達には分からないけどルーカス曰く、


いつもの周期なら次は2日後か3日後になるそうだ



エ「ねぇヴァイオレット


あの人は呼ばないの?」


ヴァ「？あぁアダム?


あいつは良いんだ


見張りだしあまり言葉も解らないみたいだし


あとでかみ砕いて説明する


あいつ喋んないんだよ


何処から来たのかも分かんねぇし


たまに喋ったかと思ったら独り言で同じ数字をくり返してるだけ」



言葉が解らない…それなら仕方ないな


アダムが手話を理解出来るなら私でも何とか説明出来そうだけど…


ま、ヴァイオレットに任せておこう


わざわざ出しゃばるような事でもないし


……でもくり返し言ってる数字って一体何だろう


そんな数字だけで何か気になる事でもあるのかな



エ「ねぇA


あのアダムのマーク、シェルターの資料に載ってなかったよね」


『ん?あー……言われてみれば見たことないマークだな


ひょっとしたらアダムはさっき見た新農園出身かもね


知らんけど』


エ「でもその可能性も充分あるよ」


アダ「〜〜〜…………」


『？』



何やらブツブツ言っている声が聞こえ振り向くとアダムが一点を見つめて何か言っていた


エマとヴァイオレットは気付いていないのか二人で話し込んでいる


あ、さっきヴァイオレットが言ってた数字かな?


よく繰り返し数字を言ってるらしいしそうかも


気になった私は彼に少し近付き耳を澄ませる


アダム君やい一体数字の何が気になるんだい?


お姉さんにもちょっと教えてくれませんかね?



アダ「〜〜……………4………94


22194」


『へ…?』



思わずその場に立ち尽くす


するとアダムはこちらに気付き静かに口を閉じた


聞き間違い?いやでも今の数字は……



『アダム……貴方その数字何処で覚えたの?』



そう尋ねるがアダムは此方を見つめ返すだけで何も言わない


あ…そっか……話せないんだった


さっき聞いたばかりなのにもう忘れるなんて馬鹿だな私


それだけ頭が混乱してるんだろうけど



『ごめんね!今の忘れていいよ』



苦笑しながら逃げるように彼の前から立ち去る


去り際に背後にいた彼がひそかに私の番号を呟いているのが聞こえた



『……はぁ』



もし


もし本当にアダムがあのラムダとかいう新農園出身で此処に来る前からあの数字を繰り返し呟いているのなら


あの子はラムダで生きてるかもしれない

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