生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん3【銀魂】【約ネバ】

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ミネルヴァさんのペンによって開かれた扉


その部屋の中にはモニターや機械がたくさんあった


気温や換気、電気に上下水道


それから時刻に空の擬似映像


おそらくこれは全部この密猟場(かりにわ)を制御するためのもの


だから多分この部屋は制御室とかモニタールームとかそういう類だ



エ「ルーカス！A！こっち！見て！！」



エマが部屋の奥を指しており覗き込むと…


！池だ……しかも金色の


本当に金色の池なんてあるんだな…



『これがゴールディ・ポンド…綺麗だね』


エ「うん


ミネルヴァさんはこの池に私達を呼んだんじゃないかな


密猟場(かりにわ)でなく」



…もしかするとミネルヴァさん生存時は密猟場(かりにわ)ではなかったのかもしれない


途中からあのクソ共が作り上げたんだろう



エ「二人共見て!あの小屋」


ル「え、浮いている…?」



池の真ん中に不自然に浮いている小屋


気になって小屋まで行こうとした時にふと違和感に気付く


冷たくない…というかそもそも濡れてない


これ…本当に水なの?


後ろからエマとルーカスもついて来ており


先に島に上がった私は二人の手を引いて引き上げた


2回ノックをしてドアノブに手を掛けると鍵は開いていた


小屋の中には随分古いエレベーターと机に置かれた電話があった


でも何でエレベーター?と思っているとエマが


もしかしたらこれで人間の世界に行けるのではないかと言った


突拍子もない考えだがその可能性は充分にある



『試しに動かしてみないに越したことはないね』



作動する機械にフクロウのマークがあるしその横にもペンの挿し口であろう穴がある


その穴にペンを挿し込むと大きな振動が足元に伝い機械が動く音だけが響く


作動出来た…これで人間の世界へ渡れるかもしれない


しかしそんな想いも虚しく機械にはFAILUREと表示された


機能停止になった…？そんな突然に?


そしてその直後、背後にある電話が鳴り響いた


エレベーターが止まってから掛かってきた…


まるでタイミングを見計らったみたいでちょっと気持ち悪いな


警戒しながらも私は受話器を手にした

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