生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん【銀魂】【約ネバ】

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テストも終わり、


いつも通り皆で外遊びをする事になった


今日は鬼ごっこだが木登りやかくれんぼをする日もある


個人的にはかくれんぼが一番得意だ


前世で何度か山崎と隠密活動(あんぱんせいかつ)したから


ルビ振りが可笑しい？


いやこれで合ってるよ←


広範囲で出来る遊び


だけど近付いてはいけない場所が二つある


外へ通じる門と森の柵の向こう


私達商品が秘密を知って逃げないようにするためだろう


逆にこんなこそこそされたら余計気になるけどね私が何も知らない子供だったら



『！エマの声』



鬼ごっこで逃げてる最中エマの声が聞こえた


あちゃー捕まったか


今回の鬼はノーマンだ


彼はとにかく頭が良い、はっきり言って子供どころか人間やめてるレベルで頭良い


「鬼ごっこ」という単なる子供の遊びでも


あいつの場合は戦略を建てて追っている


ほんと、子供の遊びなのに頭脳戦って何だよと思う


私は近くにあった木に登って座り上から様子を伺う


あ、来た


特に気配を消す訳でもなく下にいるノーマンを見つめる


彼はきょろきょろと辺りを見渡す素振りもなく此方を見上げた



ノ「やっぱりそこにいたんだね、A」


『へへ、便利っしょ？


かくれんぼ兼鬼ごっこ！


さっきまではちゃんと走って逃げてたけどエマの声が聞こえたからさ


あと私だけかなと思って此処で隠れてました』



テヘペロという文字が付きそうな笑顔を浮かべるがノーマンは少し挑戦的な笑みでこう言った



ノ「降りてくるつもりは？」


『ありません』


ノ「そっか」



するとノーマンは私が座っている木を登ろうとしたので逆方向へ飛び降り全速力で逃げる


勿論そんなの向こうも分かっててわざと登ろうとする仕草をしたのだ


しかし元々身体が弱かった奴が此処まで動けるなんて普通なら考えられないだろう


正直言ってうちの隊士より良い動きをしている


だけど私だって元真選組隊士


周りが男ばっかなのもあって蝶よ花よと育てられたが身体能力も高いし剣術だってピカ一の侍だ


逆に言えば前世では追う側だったので鬼役が取ろうとする行動は大体予想できる


要はそれに反すれば良いんだ

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