生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん【銀魂】【約ネバ】

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誰かに抱かれているような温もりを感じて目を開ける


此処は一体……


確かにあの時私は死んだはず


だけど思い返してみると落ちた瞬間の痛みや衝撃を感じた覚えがない


まさか奇跡的に生きてた？


いや無理だな


それこそ虚じゃあるまいし


虚……そうだ、近藤さん達はあの後どうなったんだろう


あの島から無事に脱出出来たのかな



イ「あらA、起きたのね」


『う〜？


！？』



“貴方は誰？”


そう聞こうとしたのに私の口から出た言葉はまるで赤ちゃんだ


待てよ、そもそもこの女性が私を軽々と抱えている時点でおかしい


これでも女子の割に身長は高かったはず


それにさっきの自分の声…


恐る恐る近くにあった鏡を見てみると



『っ！？


びぃやああああああ！！！！』


イ「あらあら、どうしたの？」



女性によしよしとあやされる私の脳内は絶賛パニック中であった


え？ほんまに赤ちゃんになってるじゃん


何で？転生？生まれ変わっちゃった系？？


じゃあこの人が母親なのか？


それにさっきちらっと見えた首の番号


あれも何か意味あるのかな


落ち着け、とりあえず落ち着くんだA


今まで規格外な現象が起こりまくってたではないか


急に男子になったり二年後とか五年後のビジュアルになったりしたじゃん←


そうだこういう時は一旦無になろう



イ「そろそろベッドに戻って寝ましょう」



そう言って母親らしき女性は私を抱いてベッドまで連れて行った


ベッドがずらっと並んで赤ちゃんだらけの部屋とは思わなかったけどね


予想外過ぎて思わずスペキャ顔になったわ

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