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ーエマsideー
他の子達はもうほとんど捕まったのか、
シスターは私を集中的に追って来ている
シスター、速い…!
シスターから逃げているとフィルとビビアンがいた
まだ残ってる子がいたんだ
フィルは私に気付くといつもの可愛らしい笑顔で名前を呼んだ
フィ「エーーマーー!!」
エ「口閉じて」
二人にそう指示して私は小さな崖を飛び越える
するとシスターも崖を飛び越えてきて不気味な笑みを浮かべていた
ク「二人抱えて走り続けて…疲れたでしょうエマ」
岩陰に隠れていると背後からシスターの声が聞こえる
もう近くにいるんだ…
ク「休まなきゃ動けないわよね
こんな追われ方した事もないでしょうし」
嘘…!シスター汗一つかいてない…!!
動揺する中シスターは続ける
ク「知ってる?
ノーマンの弱点は“体力”
昔体が弱かったんですってね
レイの弱点は“諦めが少し早いところ”
判断が早い分切り捨ててしまうのも早いのね
そしてエマ、貴方の弱点は“甘さ”
追われているのに他の子抱えて逃げちゃうような“甘さ”…よね
諦めて出てきなさァーい
悪いようにはしないわ
もし貴方があの日“収穫”を見たのなら」
____え?
ク「私は貴方の味方よ」
“収穫”?今そう言って___?
振り返ると瞳孔を開いたシスターが覗き込んでいた
ク「見ぃつけた」
おそらく残りはノーマンとレイの二人だけ
そう思っていたが戻るとAの姿がなかった
ラ「Aもまだ捕まってないしこれ勝てるんじゃね?」
ト「Aも鬼ごっこ強いもんなー
ほとんどかくれんぼに近いけど」
ラニオンとトーマの会話を聞いて鬼ごっこが始まってからの記憶を思い返す
そういえばあれ以降Aの姿を見ていない
また木に登っているのかと思って見上げたけど見当たらなかった
でもこの場にはいない
エ「!もしかして…」
一瞬自分の考えを疑ったがイタズラ好きのあの子ならやりかねない
ねぇA……
ひょっとして“最初から”シスターの動きが分かっていたの?
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風蘭doll(プロフ) - 雪/neigerさん» ありがとうございます!個人的にオジサン登場回を書くのが楽しみです(о´∀`о) (2021年3月19日 19時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
雪/neiger - おぉ!続編来た!これからも変わらず応援させて頂きます!!脱獄後が楽しみです! (2021年3月19日 18時) (レス) id: ea2b900886 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 中々笑わない人を笑わせた時の達成感(`・ω・´)家の中で走り回って遊んでたら勢い余って障子に突っ込んだという実話からですw (2021年3月19日 9時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
雪/neiger - 風蘭dollさん» まさかの実話から来ていたw姉のツボ攻略出来たの凄いですw中々笑わないのでw (2021年3月19日 9時) (レス) id: ea2b900886 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 雪/neigerさん» よっしゃお姉ちゃんのツボを攻略した← この時たまたま幼少期に障子を物理的に破ったの思い出して書いたんです笑 (2021年3月18日 17時) (レス) id: 4a60a0fd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2021年2月21日 23時