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森のアジトを出発してから3日目__
予定としてはルーカスが取ったミネルヴァさんの電話で言ってた場所まで10日で到着のつもりだが、今までと違い家族全員で動いてる分中々そう予定通りにはいかない
実際皆疲れてきている
その上野良鬼やあの鬱陶しいカメラも意識するとなると体力も精神もごっそり持っていかれてるだろう
ぐったりしてきた年少組はユウゴやルーカスに背負われながら移動している
『ん〜食べ物も意外と見つからないな…季節のせいかもだけど』
ル「いや、案外そうでもないかもしれないぞ」
『え?そうなの?』
ユ「何だ、博識のAサマでも知らねぇのか」
『ぶっ飛ばすぞジジイ』
ユ「ほれアレを見てみろ」
『?……お』
軽くスルーされた事に内心イラッとしつつもユウゴが指差す方を見る
するとそこにはせっせと木の実やキノコ等食料を集める子供達がいた
どの子も私達が遠征に行ってる間大人二人と留守番してた子達だ
『すご……アンタが教えたの?』
ユ「まぁな
ただ仲良く留守番してただけじゃねぇんだよ」
ル「こうは言ってるけど結構ノリノリで教えてたよ」
『何それ草』
ユ「もう黙ってろお前ら」
割とどうでも良い会話が混じってたけどとりあえず要約すると、ユウゴとルーカスによってサバイバル知識(expert)を身につけた子供達がかなり急成長してるのが目に見れた
うちの子達最強じゃん、ちょっとご近所に自慢してこよ
10日到着は難しそうだけどそこそこ順調に進んできていた旅程
だけどそんな中、8日目である事態が起きた
『……?』
レ「?A?」
『今、何か聞こえた気が…』
耳を澄ませた瞬間耳を劈くような少年の悲鳴が聞こえた
その声に全員顔を強張らせ武器を構える
鞘から刀を取り出し声が聞こえた方へ走ると、そこには腰を抜かし座り込んでる少年二人と野良鬼がいた
あの状態じゃ自力で逃げれそうにないな…
レイとエマに目配せをし、私は鬼に斬りかかる
私が鬼に奇襲を掛けてる間に二人は少年の背後へと忍び寄る
悪い子ではなさそうだけどこんな森に子供二人きりって明らかにイレギュラーな見た目してるから念の為ね
レ「動くな!」
背後から銃を向けられ少年二人は反射的に両手を上に上げたが、その内の一人がじっと私を見つめていた
何だコイツ目ぇキラキラしてっぞ
陽キャか??
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風蘭doll(プロフ) - マニ。さん» お返事遅くなり申し訳ないです!ありがとうございます!不定期ではありますが更新頑張ります! (3月6日 21時) (レス) @page36 id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 風蘭dollさん» ✉️。こんにちは!とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💝 (2月25日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 天使長さん» ありがとうございます!面白さの原因は夢主が元銀魂界の人間だからです() (8月27日 11時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
天使長(プロフ) - 夢主が面白過ぎる笑シリアスとギャグのバランスが最高です!更新待ってます! (8月26日 22時) (レス) @page16 id: 01c5f89b1c (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 由良の門をさん» ありがとうございます!本人にメガネ掛け機なんて言ってしまうとどこぞの山犬の「黙れ小僧」ならぬ「黙れ小娘」で返してくれるでしょう (8月22日 15時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2023年8月7日 0時