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しげと教室に入ると
ちょうどいいところに来た、と
ガムテープと色画用紙の買い出し係に任命された。
たった今きた道を引き返して
ローファーに履き替える。
近くの大型商業施設に買い出しに行くことにした。
「俺さっきあの辺まで走り込み行ったんやけど」
「結構遠くまで走るんや」
「そやねん。そん時に言ってほしかったわ」
冗談っぽく言うしげの横顔をちらりと見ると
意外に背が高い。
パチッと目が合うと少しだけ緊張した。
「まだ流星のこと好き？」
不意にしげに聞かれる。
「んー、正直わからん」
気づいたら好きになって、
それからなんとなくずっと好きで、
ふわふわした気持ちのままやった。
「ほんならさ、」
「ん？」
「もし好きやって言ってくれる男子いたらどうするん」
「え」
しげの瞳があまりにまっすぐで少したじろぐ。
「そんなん考えたこともなかった」
「なんでー考えときや」
「えー」
「そういう人おったらかわいそうやで」
見たことない表情でしげが笑った。
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らび(プロフ) - ひかるさん» コメントありがとうございます。とっても励みになりました！頑張ります！ (2018年6月3日 20時) (
レス) id: 69089f919b (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - お話楽しみにしてます！更新嬉しいです。頑張ってください！ (2018年6月3日 17時) (レス) id: 211b81a809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らび | 作成日時：2018年5月3日 0時
