先生と私の日常(102) ページ5
大八木「A…」
A『違うの先生。嬉しいよ…嬉しいけど、でもそんなことしたら……三人が』
どうして…今なの。
これ以上、誰も巻き込みたくないのに……
(ていうか、なんでありさまで……)
A『私一人でよかったのに…誰も巻き込まないって決めたばっかりなのに……』
もう、鈴木さんとは話を付けた。
いろいろあったけど、鈴木さんはもう大丈夫。
ライバルだもん。
でも、残りの三人は？
(もともと、鈴木さんが中心だったからおさまるかな？でも、簡単にいきそうにない……)
大八木「考え込まない！…A、俺今すっげー悲しい」
A『は？』
叩かれた頭を押さえながら、聞き返す。
大八木「そのさ…誰も巻き込みたくないって気持ちはわからんでもないけど、一人で何とかしようとし過ぎ。知花ちゃんのことでそう思ったなら、尚更。差し伸べてくれた手まで拒んでどうするの？」
龍田「河島さんも、三人もそんな気遣い望んでないよ。Aちゃんの力になりたくて、行動したんだから…」
A『でも……私のせいで誰かが傷つくのは……』
知花「先輩は何もわかってません！」
タイミングを見計らったように現れたのは知花ちゃん。
どうして、ここにいるのがわかったんだろう？
知花「先輩、さっき外に行ったから、チャイムで戻ってくると思って」
そりゃ見事に読み通りですね。
知花「先輩のせいじゃないです。私が勝手に怪我したんです。…せっかく友達なのに、友達の力になりたいって思う気持ちを、先輩が拒んだら…この気持ちはどうするの？ていうか、先輩に思いっきり無視されたの超腹立たしいんですけど！」
仁王立ちで怒る知花ちゃん。
(あ、私また間違えた……)
知花「先輩、そんなことしてたら友達まで失いますよ！自分で勝手に決めないで…今の先輩は間違ってます！大事なこともそうでないことも…何もかもわからなくなってる！」
A『知花ちゃん…うん、そうだね。ごめんね。酷いことしちゃった。…まだ、友達でいてくれる？力に…なってほしい』
知花「もちろんです！」
満足そうな笑みを浮かべ、傍に駆け寄ってきてくれる知花ちゃん。
大事なこと。
忘れちゃいけなかったことに知花ちゃんが気付かせてくれた。
(友達って大事だな……知花ちゃんがいてくれてよかった)
友情まで失うところだった私を引き留めてくれてありがとう。
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暁(プロフ) - 星月夜さん» コメントありがとうございます(o^―^o)ﾆｺそうなんですよね。夢主ちゃんの人生は波乱万丈で少し可哀想な気もしてきます…（笑）更新は本当にバラバラですが、今後もこの作品のことをよろしくお願いいたしますペコリ(o_ _)ｏ)) (2017年12月3日 17時) (
レス) id: 23374c4c5d (このIDを非表示/違反報告)
星月夜 - 面白い展開ですね。本当に一難去ってまた一難って、感じで読んでてハラハラしちゃいます(о＾∇＾о) (2017年12月3日 16時) (レス) id: b0ad28a90c (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - かたつむりんさん» ありがとうございます！何度も嬉しいコメントをありがとうございます。長くなってしまってますが、最後までお付き合いいただけたらと思います(o^―^o)ﾆｺ (2017年10月25日 23時) (レス) id: 23374c4c5d (このIDを非表示/違反報告)
かたつむりん(プロフ) - 第参弾おめでとうございます！鈴木さんと和解できてよかった……。これからも頑張ってください！ (2017年10月25日 16時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月24日 22時
