先生と私の日常(119) ページ22
(やっぱり変だ……)
あれから1週間たった。
もうすぐ文化祭なんだけど、相変わらずクラスは二つに割れたまま。
私たちは浮いたままだけど、全然平気。
むしろ、私は今まで一人でいることの方が多かったので前より賑やかで嬉しい。
知花ちゃんとも仲良しなままだし、みんなも知花ちゃんと仲良くなってくれて、休み時間も放課後も6人で一緒にいることが多い。
今までより、ずっと充実した日々なはずなのに……
(私、やっぱなんかしたんじゃ……)
そう。大八木先生が素っ気ないのだ。
いや、別にあからさまに避けられているとかじゃないけど…
話しかけると普通に答えてくれる。
挨拶だっていつも通り。
でも、話せば話すほど「壁」みたいなものを感じるのだ。
距離をとられてる。線を引かれてる。
でも、怒らすようなことをした覚えはないし……
(あれかな?私のせいで他の教師の人たちと敵対?することになったからかな……)
A『う〜む…、相手の気持ちがわからん』
ありさ「なーに言ってんの?」
A『わッ…!あ、ありさ……びっくりした』
突然肩をつつかれ変な声が出た。
ありさの後ろにはいつもと同じメンバーが。
あき「どうしたの?Aちゃん…最近難しい顔してること、多いね」
優「悩みがあるなら聞くよ?」
A『うぅ…みんな、ありがと。いや、ちょっとね…気のせいかもしれないんだけど、避けられてるって言うか、距離…おかれてるみたいで』
麗奈「いつもの事じゃない」
ありさ「私たち、思いっきり浮いてるもんね。前まで話してた子たちも避けだすし、寂しいよね」
A『いや、私もともと前から話してた子なんてほとんどいないから。他クラスの子は話してくれるし。てか、クラスの子とかじゃなくて。その…』
あき「大八木先生…だよね?」
A『え…なんでわかったの?』
あきにばれているとは思いもしなかった。
(私、顔とか態度に出やすいのかな…?)
あき「いつもね、仲良さげに話してたのに…最近は話してるとこ見ないって言うか、話してても……その、すぐに会話終了してるから。Aちゃん、寂しいのかなって……」
うん、ばれてはなさそうだ。
(あき、よく見てるな……)
優「あー、言われてみれば。なんかしたの?」
ありさ「さぁさ、心当たりがあるならAは眉間にしわよせない」
A『うん、そうですね』
(ちょっと話してみるかな……)
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暁(プロフ) - 星月夜さん» コメントありがとうございます(o^―^o)ニコそうなんですよね。夢主ちゃんの人生は波乱万丈で少し可哀想な気もしてきます…(笑)更新は本当にバラバラですが、今後もこの作品のことをよろしくお願いいたしますペコリ(o_ _)o)) (2017年12月3日 17時) (レス) id: 23374c4c5d (このIDを非表示/違反報告)
星月夜 - 面白い展開ですね。本当に一難去ってまた一難って、感じで読んでてハラハラしちゃいます(о^∇^о) (2017年12月3日 16時) (レス) id: b0ad28a90c (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - かたつむりんさん» ありがとうございます!何度も嬉しいコメントをありがとうございます。長くなってしまってますが、最後までお付き合いいただけたらと思います(o^―^o)ニコ (2017年10月25日 23時) (レス) id: 23374c4c5d (このIDを非表示/違反報告)
かたつむりん(プロフ) - 第参弾おめでとうございます!鈴木さんと和解できてよかった……。これからも頑張ってください! (2017年10月25日 16時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月24日 22時