先生と私の日常(118) ページ21
鈴木「私…伝えたから」
しばらくして、鈴木さんはそう言った。
鈴木「気持ち、伝えた。あんたの言った通り、逃げずに言ったよ。きっぱり断られたけどね」
A『鈴木さん…』
鈴木「諦めもついたし、変わるきっかけにもなった。これでよかったんだって思ってる」
そう言う横顔が、大人っぽくて素敵だと思える。
鈴木「ねぇ、私…ちゃんと、変われたよね」
A『うん…変わった。髪型もね。両方、そっちのが好きだ』
鈴木「そっちはいいのよ!…そっか、ふ〜ん。あとさ……」
視線を泳がせて頬を赤らめる鈴木さん。
鈴木「その…麗奈でいいから」
A『へ…?』
鈴木「鈴木さんじゃなくて、麗奈って呼んでいいからッ!』
真っ赤になって言うから、思わず笑ってしまう。
A『ふふっ』
鈴木「な、なんで笑うの!?」
A『ごめんごめん、麗奈が可愛くて。…よろしくね、麗奈』
麗奈「馬鹿にしてんの?てか、よろしくってなにをよろしくすんのよ」
A『決まってるじゃん。友達として、これからもよろしくね』
手を伸ばし、握手を求める。
麗奈「あんた、本当に馬鹿。自分虐めてたやつだよ?」
A『うん、でも…あの時の麗奈と今の麗奈は違うから』
麗奈「〜ッ、よ、よろしくしてあげても、いいけど…」
(素直じゃないな〜……)
お互い握手をして、仲直り&友達認定完了。
優「ちょっと、なに二人で話進めてんの?私たちもよろしくだから」
そう言って、3人も手を合わせてくれる。
A『えへへ……』
麗奈「その、頑張ってよね。私の分まで。……応援、するから」
優「え?なにが?」
A『なんでもないよ〜』
優「親友に隠し事か、コノヤロー」
じゃれる私と優を見て、またみんなが笑う。
と、そこへまたまた人が来た。
龍田「おお、みんな揃てるじゃん」
あき「先生……」
大八木「なんか、ちょっと前まで考えられなかったメンバーだな」
優「どうもー。ようこそ私たち、ハブられ者の会へ」
麗奈「なにそれ、ダッサ……」
ありさ「でも、本当のことだし」
私たちのやり取りを見て、先生たちも笑う。
笑顔が広がってるみたい。
龍田「俺等も参加させてよ」
優「先生たちもハブられたままなんですか?」
龍田「そ。男二人で、寂しい思いをしてるから迎えて欲しいな」
A『大歓迎ですよ。ハブられ会へようこそ!』
大八木/麗奈「その言い方だと、なんか違う」
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暁(プロフ) - 星月夜さん» コメントありがとうございます(o^―^o)ニコそうなんですよね。夢主ちゃんの人生は波乱万丈で少し可哀想な気もしてきます…(笑)更新は本当にバラバラですが、今後もこの作品のことをよろしくお願いいたしますペコリ(o_ _)o)) (2017年12月3日 17時) (レス) id: 23374c4c5d (このIDを非表示/違反報告)
星月夜 - 面白い展開ですね。本当に一難去ってまた一難って、感じで読んでてハラハラしちゃいます(о^∇^о) (2017年12月3日 16時) (レス) id: b0ad28a90c (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - かたつむりんさん» ありがとうございます!何度も嬉しいコメントをありがとうございます。長くなってしまってますが、最後までお付き合いいただけたらと思います(o^―^o)ニコ (2017年10月25日 23時) (レス) id: 23374c4c5d (このIDを非表示/違反報告)
かたつむりん(プロフ) - 第参弾おめでとうございます!鈴木さんと和解できてよかった……。これからも頑張ってください! (2017年10月25日 16時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月24日 22時