11th love＊和也side ページ11
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やばい、やばい、やってもうた…。
「あー！！！」
「うおっ？！！大橋くんどうしたん！？！」
耐えきれなくなって急に大声を出す俺に、隣の謙杜がびっくりしている。
「なんもないけど、やってもーたんよ〜〜〜！」
「やってもーたって…いやそれ絶対なんかあるやつやん！」
最年少のナイスなツッコミにも返す余裕がなかった。
昨日の夜、すこーしだけ酔った勢いで気持ち溢れて、
『ほんまは俺、会いたかったで？』
とかいうメッセージを送ってしまった。
Aちゃんからの返答は、昼が過ぎてもない。
そりゃそうやんなあ！女の子から誘わせといて、それ断ったのに、ほんまは会いたかったとか意味わからんよなあ！
『なんかあった？』
と追って連絡してみるも、返信はなし。
よく考えたら、俺とAちゃんが繋がってるのは唯一このアプリでしかなくて、どっちかがアプリを消したら、そうでなくとも返信に飽きたら途絶えてしまう関係で。毎日ひっきりなしに続くやりとりに安心して、そんな状況に気付けていなかった。
このまま一生話されへんかったらどうしよう。
仕事の合間テレビ局内のコンビニで、牛乳プリンを見て、Aちゃんが普通のプリンより好きって言ってたやつや、とか思い出す程には俺の中にAちゃんが住み着いていた。
「大橋くん今日なんか元気なくないですか？」
一緒にご飯を買いに来てた、映画の撮影で疲れてるはずのみっちーにも心配される始末。
「いっつもご飯の時間無駄に元気やのに。」
「おーーーい！無駄てなんや無駄て！笑
ありがとうな〜？心配してくれて。」
みっちーの素直すぎる一言に吹き出しながらも、そんなにいつもと違う自分に驚いていた。
失うくらいやったら、ちゃんと捕まえとけば良かったな。
女の子に対して、珍しくそう思った。会ったこともないのにめちゃくちゃ変やけど、ジャニーズっていう偏見なしでも会いたいと思ってくれたAちゃんは、ほとんど初めての存在で特別やった。
だからいつもより早めに仕事が終わり、夜に差し掛かった頃、Aちゃんから届いたメッセージを見た矢先、走り出してしまった。
熱に効くものを爆速で買って、前に教えてもらった一階がカフェのマンションまで走る。
お見舞いしたい気持ちももちろんあるけど、会いたかった。返信を待たずに来てしまうくらい余裕のない自分が新鮮やった。
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えりか(プロフ) - とてもキュンキュンしました。すごく続きぐ気になります。 (2022年11月3日 22時) (
レス) @page16 id: 178f4baa14 (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 大橋担なのでとてもワクワクドキドキしながら見ております🤍とても面白いです！更新楽しみにしています！ (2022年9月20日 7時) (レス) @page16 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 更新頑張ってください！！なにわ男子の小説は初めてみましたｗｗ (2022年6月4日 3時) (レス) @page13 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - かつみさん» 嬉しいコメントありがとうございます！更新楽しみにしててください〜(*´◒`*) (2022年6月3日 19時) (レス) @page11 id: 68235cee83 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - うわぁめちゃくちゃ楽しいです！続きも楽しみにしてます (2022年6月3日 13時) (レス) @page11 id: 7b9e68d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2022年6月2日 18時
