【wrwrd!】最強少女の学園生活3

109話　一番会いたくない(br side) ページ18

shk「･･･鬼は来てないぜ」

br「おっけー。んじゃ、何でそんなボロボロなのかな？お二人さん」





md「･･･」

tr「･･･」





僕は転移された後、この同じ部屋に一緒にいたシャークんに周りの見張りを任せてずっと寝てた。だって昨日寝てないんだよ〜？まぁ、魔族は睡眠は必要ないけど睡魔はくるから。

おっと話ズレた。それで、僕が寝ているとシャークんがいきなり起こしてきて、何事かと思ったらトラゾーさんとみどりくんがいたからとりあえず匿ったよね。


tr「えっと、匿ってくれてありがとうございます」

br「いや別にいいですよお礼なんて。ほら僕達、ナカマなんでしょ？いいよね、こういうの。助け合いって凄く人間っぽくて僕好きだなァ」


ま、人間は弱いからしょうがないか。


tr「はは･･･」

br「それでそのボロボロな体、戦ってたんですか？」

tr「あー三人の鬼と出くわしてしまったんですよ。俺達は何とか逃げれましたが、一緒だったコンタミさんが･･･」

shk「･･･その鬼はヘルメットしてました？」

tr「ヘルメット･･･？いや違いますが、それってもしかして＿＿＿」

shk「はい･･･あそこに居るのはおそらく鬼かと」


鏡で誰が来るのかを確認しているシャークんがそう言うと、足音が近づいてくるのが聞こえる。
え？紫ヘルメット･･･？そいつって魔王城に来た奴じゃ･･･


tr「･･･あれショッピさんですね」

shk「あの人間、毒の能力じゃなかったか？」

br「え！？そうじゃん！こんな小さな部屋に居ると僕達ヤバいよ！？」

shk「ちょ、ブルーク！静かに＿＿＿」


すると後ろから気配がする。







shp「わーめっちゃおる」







shk「！blast(突風)ッ！」



ドゴンッ！



シャークんが能力で向こう側の壁まで吹き飛ばす。
うわぁ･･･一番会いたくないやつと会っちゃったじゃん･･･

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