これが僕らの日常！［沢田綱吉］ ページ10
俺の朝、鳴り始めた目覚まし時計を叩き壊してうわぁやべぇなんて、ありがちなシチュエーションはない。
＊これが僕らの日常！
「綱吉おっはよーう！
今日もコーヒー牛乳が飲みたくなる朝到来だよ!!」
今日もこの女の騒がしい登場で、目は勿論、生まれながらのツッコミ精神まで目覚めた。
かっこ笑とかつける余裕ない。
「A……毎日毎日押しかけて来るな。
図々しい事この上無いんだけど。」
「ああああ……!!今日も寝起き綱吉萌えええ!!!!
目ぇクシクシってやってぇええ!!!」
「やんないし。頼む話聞いて。」
皆様おわかりいただけるだろうか。
俺は毎日毎日このイカれたヤツとの言葉遊びをしている。これでもAは高３。やばい。
だいぶ時間が経つと、俺達のうるささで目覚めたらしいリボーンが起き上がる。
「あ!!リボーン君起きたんだ！
今日も顔の横のくるくる決まってんね!!
おっきな瞳がマジhshs!!」
そしてAの姿を一目見た瞬間、寝た。
初めはヤツだって警戒して銃を向けたりしたもんだ。
だがしかし、Aにハスハスだのロリショタ系だのスーツコス萌え死にオワタだの言われ、銃を取り落とした。
これが奴の敗北の瞬間だ。ざまあ。
マフィア最強と謳われたリボーンの意識が朦朧となるまで追い込んだ彼女は最強だ。
リボーンがよろけた時、俺は思った。
今ならAに土下座してもいい、と。
……言っておくが俺はマゾヒストではない。
話が反れた。
母さんに呼ばれたAが部屋を去り、俺が着替え始めた時、タヌキ寝入りをしていたリボーンが口を開く。
「ツナ、よくあんな隣人と付き合っていられるな……。」
「うん、あいつは昔からああだったよ。
……凄い変態だった。」
そう言って俺は、遠い目をして思い出す。
短い人生で一番衝撃的だった彼女との出会いを。
俺が彼女と出会ったのは小２の時。
『はじめまして綱吉君!!
隣に越してきた涼川Aといいます。』
『はじめまして!!
沢田綱吉です。よろしくね、A…さん？」
今思えば、この自己紹介が命取りだったのだ。
にこっ、と笑いながら彼女の名を呼んだ瞬間、
頬にAの手が添えられて。
あれ、これなんて乙女ゲー？と呑気に考えていた時＿＿＿
『……っく、ショタ笑顔破壊力パネェ……!!』
頭上から降ってきた変態チックな台詞に、全身が硬直した。
そう、その時はもう手遅れだったのだ。
＿＿＿＿＿
織田様リク前半です。
これが僕らの日常！［沢田綱吉］→←君は一体誰のもの？［雲雀恭弥］
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ものもの - ずっと前に偶然読んでそれが夢霧さんだったとは…。この短編集探していました。「青春短し恋せよ乙女」が当たり前かと思って使っていたのですが、「命短し恋せよ乙女」のもじりだったんですね！長編のほうも読んでいます。尊敬しています！！！ (2014年3月31日 8時) (
レス) id: 2ce098c691 (このIDを非表示/違反報告)
夢霧 - 命さん» 読んでいただき嬉しい限りです。…実は、リクエストをいただいてもご希望通りのような作品を完成させる自信がなく、リクエストは基本お断りしております。詳しい事は"リクエストお断りのお知らせ"よりご覧下さい。本当に申し訳ありません。 (2013年12月12日 23時) (レス) id: 74af34c10f (このIDを非表示/違反報告)
命 - 風とコロネロとマーモンとフランと雲雀恭弥で別々でヤンデレ。５つもリクエストしてしまうことになりますがよろしくお願いします。 (2013年12月9日 3時) (レス) id: f5d1fbf7c1 (このIDを非表示/違反報告)
夢霧(プロフ) - 燐花さん» お褒めに預かり光栄です(*^^*)新しく暗めの短編を更新しました。よかったらご覧ください！ (2013年11月30日 19時) (レス) id: 74af34c10f (このIDを非表示/違反報告)
燐花(プロフ) - 夢霧さん» やっぱりそうでしたか！私の周りの方、あまりご存知なくて・・・なんか感激です！ 夢霧さんの作品とっても面白いです！！ 応援してます！！ (2013年11月26日 6時) (レス) id: f45056ee11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢霧 | 作成日時：2013年8月11日 16時
