Snow Man小説（sub）【白紫・黒紫・赤青 etc】 (ページ8)

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明確な違い【ラウふか＆こじ】ページ8

今日は向井日(深澤談)なラウールは向井の隣に陣取り、一緒にカメラを弄ったり写真を見たりしていた。

「それにしてもホンマにラウールはふっかさんが好きやなぁ」

「うん、大好き」

ラウールは向井に借りたカメラを構え、遠くに居る深澤を撮りながら答える。

側に居ずとも居場所は意識し、誰かが深澤にくっつけば拗ねたりもする。

「どんな所が好きなん？」

「自由な俺を信じて優しく見守ってくれる所とか、周りを明るくする雰囲気とか？」

「ほぼママやんな」

「だよね〜」

楽しそうに写真を撮りながら同意するラウールに向井は更に尋ねる。

「嫌いな所とかは？」

「ん〜…息子扱いするとこ」

「やっぱ子供扱い嫌なんや？」

「子供扱いは別に嫌じゃないよ、甘やかされてるって思えるし」

違いが分からず首を傾げる向井にラウールはカメラから目を離し、ニッコリと笑う。

「子供は恋人になれるけど息子は恋人にはなれないでしょ？」

一般的な括りとしての子供と自分の子供の意味な息子では立場が違うと言うラウール。

「うわ〜…そう言う事なんか～」

そんなラウールの言葉の意味を知り向井は少し複雑そうに笑う。

「ライバルにならない康二くんだから言うんだから、他の人には内緒ね？」

牽制を込めてそう言うラウールに向井は苦笑いしながら頷くのだった。