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準備【貴女 side】 ページ6

『明日Aさんの歓迎会しようって話になったんだ。準備は俺達がするからAさんは何もしなくていいからね!』

そうラウールさんから連絡が入った。

歓迎会なんてやって貰うような立場じゃないから断る返信したんだけど…。

『俺達がやりたいの!だから気にしないで明日はご飯作らなくていいからね』

そこまで言われて嫌な人なんていないよね、ありがたく厚意に甘える事にした。

『ありがとうございます、楽しみにしてますね』

って返したら『俺達も!』って返ってきた。

本当にいい人ばかりだな。

歓迎会するなら多分リビングだろうし、今日明日はリビングを徹底的に掃除しよう。



メールが来た次の日。

「Aさん、おはようございます」

「おはよ〜」

「阿部さんと佐久間さん、おはようございます」

今日の朝食の最後は珍しく阿部さんと佐久間さん。

それぞれの席に座り食べ始めたけど途中で阿部さんが手を止めて声を上げた。

「あ、そうだ。Aさん、ちょっとお願いがあるんだけど」

呼ばれて近寄ればいつもは見下されてるけど今は座ってるから見上げられた。

「何でしょうか?」

「今日の歓迎会、無理ならいいんだけど少しでいいからドレスアップしてくれる?」

「ドレスアップですか?」

ん〜少しはお洒落しようかとは思ってたけどドレスアップするような服あったかなぁ。

困ったのが伝わったのか少し苦笑いした阿部さん。

「語弊があったね、ワンピースとかそう言う感じでいいんだけど」

「ああ、それなら大丈夫です」

頷く私に阿部さんはありがとうと言いながら少し首を傾げにっこりと笑う。

え、あざと可愛いんだけど。

「あ、俺からもお願い!」

あっという間に食べ終わった佐久間さんも手を上げる。

「服の色さ、白にしてくんない?」

「白ですか」

ワンピースあったかなぁ…春物だけど白いスカートならあったかも。

それを伝えればそれで良いと言われた。

「分かりました」

「やった、楽しみにしてんね」

ニコニコ笑いながら食器を片付ける佐久間さん。

いつの間にか阿部さんも食べ終わり食器を片付けるとお2人揃って仕事へと向かった。

よし、さっさと洗い物してリビングの最終チェックして着替えなきゃ。



それにしても何で白指定なんだろう?

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設定タグ:SnowMan , ラウール , 夢小説   
作品ジャンル:タレント
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作者名:氷那 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2022年5月10日 4時

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