□お鍋デート ページ47
.
俺やってヒーローになれるんや。
高橋「もも、飯食って帰ろー」
「んー、ええよぉ」
クリパのリハ終わりにももを誘ってみた。この時ばかりは長尾たちも何か違う空気を感じたのか割って入ってきたりはせんかった。
大晴くんは俺らのことを視界に入れることさえせんかった。
高橋「鍋行こうやー」
「寒いもんなー」
高橋「モツ」
「えー、ももモツ嫌いー」
高橋「はぁー？ほな普通にキムチ鍋とかでえっか」
「うん！そうしよー！」
あのことを話題にするわけやない。ただただこの時を楽しめればいい。アホなりに考えてん。今だけでもいいから忘れようや。
楽しそうに隣を歩くももの手を握ろうか。いやでも、そんなことしたらせっかくの楽しい気分が台無しになるかもしれん。
ももが何も気にせんでええように。美味しいもん食べて、元気になれるように。
「恭平ありがとうな？」
高橋「ん？なにが？」
「んーん」
高橋「そ？あ、あそこのお店にしよ。前に康二くんが美味しいって言っとったとこ」
「そうなん？ほなそうしよ！」
高橋「シメは絶対雑炊やな」
「それな！チーズいれよ！」
高橋「うわー、それやばいやつ！」
「な！あーお腹すいてきた」
高橋「今日めっちゃ踊ったもんな」
「そやねん。もーほんまついていけへん」
高橋「いや俺も、あ、ふたりっす」
うわ、店員さん若い女の子やん。めっちゃこっち見てくるしバレてんなぁ。もうちょい変装しとけばよかった。
ま、このふたりなら拡散されてもえっか。むしろ拡散してくれ。俺とももの噂とか大歓迎ー！イェイ！
「あー、寒かったぁ」
高橋「うーわ、めっちゃいい匂いするやん」
「あ、ももこれ食べたい！」
高橋「お前それ食べたら絶対鍋食われへんなんで」
「えぇー」
高橋「締めの雑炊いらんの？」
「いるけどぉ」
いつのまにか逆転してしまった俺らの関係。最初はももがお姉さんやったのに。先輩やしね。けど、いつのまにか俺のがこやっていろいろやってやってる。仕事中はもちろんもものがしっかりしてんねんけどな。こいつ仕事終わった途端ポンコツになんねん。俺に言われたくないやろうけど。
口を尖らせながら、イジイジしてる姿はガキみたいでほんまに可愛い。
高橋「全部食べたら考えよな？」
「はぁーい」
俺が絶対守ってあげるから。
だから今はそうやって笑ってて？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 576人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まちか(プロフ) - めっちゃ好きです！そろそろ晴太郎ターンください！（笑） (2018年12月20日 0時) (
レス) id: 5f205cd414 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - 面白くて一気に全部読んでしまいました...！！！また来ます！！！ (2018年12月17日 23時) (レス) id: c0bc11bb23 (このIDを非表示/違反報告)
Koto(プロフ) - 龍太くんとの絡み需要最高です！！！これからもできれば待ってます笑 (2018年12月14日 21時) (レス) id: 91da330f2b (このIDを非表示/違反報告)
ぶん(プロフ) - 龍太くんの絡み驚きました！！ここから丈くんだけでなく康二くん達の動きも気になります、、！これからの展開楽しみです！ (2018年12月10日 17時) (レス) id: 4670208eae (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 龍太くんとの絡み描いてくださってありがとうございます！これからどんな展開になって行くのか楽しみです (2018年12月9日 10時) (レス) id: eee4c66918 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：aoi
| 作成日時：2018年8月14日 2時
