アイドルと怪盗プリンセスの恋３【SS】 (ページ24)

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Aside

「ちょっと、どういうことよ！何で翔が囮捜査してた奴らに捕まってんの！？」

兄「落ち着け。俺だって何かあったら助けに行くって言ったんだが、目を離した隙にいなくなってたんだ」

「目を離した隙に？あり得ない」

兄「でも、辛うじてメガネは壊れてない。だから、居場所は特定できるんだ。今ここに囚われてる」

「…ここは？」

兄「調べたら、貨物船乗り場の近くの倉庫だ」

・

貨物船

あいつらは一体、翔をどこに連れて行く気？

兄「この状況をジャニーズ事務所に伝えようと考えてる。それか、大事にしたくないのならメンバーに先に伝えるかだ」

「…とりあえず大野さんに電話する」

智『…もしもし？今ちょっと立て込んでて』

「それって、翔のことで？」

智『どうしてそれを…あ、何か知ってるの？』

「…大野さん、皆さんにも聞こえるようにスピーカーにして下さい」

・

智『いいよ。話して』

「昨夜、兄の仕事で翔が囮捜査をしたんです。あたしなら一発で仕留めれるんですが、翔は失敗し、その人たちに拉致され囚われてます」

雅『囚われてる！？』

和『どこにいるかあなた達ならわかってるんでしょ？なら、助けて下さいよ』

「もちろんです。命に変えてでも翔は助けます」