La reine des Neiges…[６] (ページ6)

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渡辺side.

横になってしばらくすると、Aの方から寝息が聞こえてきた

渡「なんだ、寝れてんじゃん」

寝顔を確認すると、俺もやっと眠りについた

どれぐらい時間が経ったんだろう？

ふと、目が覚めると、泣き声が聞こえてきた

渡「ん？…A？」

呼んでも返事はなく、起き上がってみるとベッドに座り自分の腕に顔を埋めて丸まっているAの姿…

『…ひとりは、いや(泣)』

その言葉が聞こえた瞬間

きっと1人になる夢を見たんだって分かり、俺はすぐにAの元に行き

渡「ひとりじゃねーよ」ギュッ

小さくなって泣き続けるAをそっと後ろから抱きしめた

『(泣)……しょ、たくん？』

渡「お前はひとりじゃねー。俺たちSnowManがどんなことがあっても傍にいる。絶対1人になんかしねーから。大丈夫！だから、もう泣くな！」

『翔太、くん(泣)』ギュッ

渡「大丈夫、大丈夫」

しばらく俺に抱きついていると、落ち着いてきたのか顔をあげるA

『…グスンッ……ごめん、ありがとう』

渡「落ち着いたか？」

『…うん』

渡「寝れそ？」

『……』

渡「A？」

Aは少し考えて言いづらそうに…

『翔太くん……一緒に寝てくれない？』

渡「は？」

『ごめん。嘘…やっぱ何でもない』

渡「…お前がそれで安心すんならいいよ」

『え？』

渡「ほら、寝るぞ」

そういうと俺は、Aの布団に入るとAに背中を向けて寝る体勢になった