11 (黄) ページ28
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深「ちょっと俺に時間くんねぇかな」
そう俺達に言ってAが居る浴室へ向かったふっかを、誰一人止めなかった。
ああ、あれはきっと覚悟決めたなって誰もが察したから。
向「俺なぁ…振られてん」
目「…いつの間に」
静まり返った部屋でいつもなら人一倍煩いはずの佐久間は話さないし、チラチラと様子を伺っていた康二はきっと気を使ったんだと思う。
サッと立ち上がって夜景の見える窓の前に立った。
向「うーん、少し前やな。んでふっかさんに泣き付いた。……やからかなぁ、ふっかさんもって」
宮「そっか。だとしたら、あのふっかがねぇって感じだね」
阿「だね。俺もうかうかしてらんないなぁ」
ここに居る皆、仲間だけどライバルってのは仕事上も恋愛的にもってやつ。
流石にずっと続くなんて誰も思ってなかったけど、今の俺達は恋愛にうつつを抜かしていていいんだろうかって。
戻ってきたふっかの顔を見ただけで結果は明らかに分かった。
多分失恋なんて殆どしたことねぇのよこいつは。
本気で恋して、その本気が今終わって、
深「はいはーい。皆もさっさと振られてこーい(笑)」
なんてふざけて笑う笑顔の下に悔しさが滲み出てる。
俺はふっかの隣に並んでポンと肩に手を置いた。
何も言わねぇよ。
慰めてなんて欲しくねぇだろ。
深「あー、悪ぃ。俺、帰るわ」
岩「……おう。後はやっとく」
向「あ、なら俺も！ ほなまた明日現場で」
荷物を持って部屋を出ていくふっかの後を急ぎ追う康二。
多分今は康二に任せた方がいいんだろうな。
佐「A、迎えに行ってくるわ。多分出て来にくくなってんじゃないかなーって」
阿「あ、だね。じゃあ俺も」
佐「うん」
二人で行けばどちらかが告るなんてことはない。
振られた側のふっかが落ち込むのも当然だけど、振った側のAだってそれは同じだから。
今勢いで誰かが告らねぇようにって、それぞれに気を張っていた。
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みぃ(プロフ) - TwitterのDMを送らせていただいためぐみと申します。最近SnowManを知って、一気に読み進めてきました。切なくて涙がとまりません(>_<)続きも楽しみに読ませていただきます。 (2022年12月25日 19時) (
レス) @page47 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント、リクエストありがとうございました！遅くなってしまってすみません。ほんとはもっと賑やかものがいいかなって思ったんですが終盤なので、作品と絡めたら暗い感じになってしまって(汗)ちょっとでも楽しんでもらえていたら嬉しいです！ (2021年9月4日 18時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ﾘｸｴｽﾄ、ありがとうございました♪ﾒﾝﾊﾞｰさんの反応はどんな感じなのかなって、完全な思いつきだったので、こんなｽﾃｷなお話にしていただき、感謝しかありませんv(￣ー￣)v ありがたや〜☆ (2021年9月3日 18時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 13時
