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僅かに震える康二の背中に触れる。
康「せやならなぁ、Aちゃんが見ててや。代わりに、俺の事ちゃんと見とってや」
「……代わりに、なるかなぁ」
「なるよ」て、普段の康二より１００倍くらい甘くて優しい声で言われて、私はその日から康二を見てるんだよ。
彼の成長を見ながら、一緒に頑張ってるんだ。
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「ここはこうで、こうだと思う。まあ、私も得意ってほどじゃないから心配なら阿部ちゃん先生に聞きな？」
まだ学生のラウはよく宿題を持ってきては楽屋で難しい顔をしていた。
わからないことがあると顔を上げてキョロキョロと周りを見るんだけど、まあ見事にみんな目を逸らす。
でも大丈夫だよ。
ラウも人を選んでるからね。
だいたいは阿部ちゃん、阿部ちゃんが居なければ私を捕まえて「教えて？」と可愛くてお願いしてくるの。
ラ「あー、宿題しんどい。どんなけ出すのよこれ。こんなにやって将来役立つのかなぁ」
「同じようなこと学生時代に言ってた人達知ってるよ」
ギクッと数名の肩が揺れたね(笑)
ラ「……うん、頑張ろ(笑)」
「お仕事と勉強、両立すんの大変？」
スラスラとノートに走らせていたペンが止まって、そのペンは口元へ。
尖った唇の下辺りに押し当て、うーんと頭を傾けるラウ。
ラ「大変だけど、楽しいよ」
「ほんとに？」
無理をしてなきゃいいけどなって。
私はここに居る皆や、沢山のお兄ちゃん達、そして何よりパパがしっかり支えてくれたから大丈夫だったけど、この年でこんなに忙しくなったら大変じゃないかなって。
ラ「ほんとだよ。俺、自分で決めたからねこの道を。皆やAちゃんみたいにカッコイイアイドルになんの！」
「そっか。じゃあ一緒に頑張ろうね」
ラ「うーん、」
「ん？」
ラ「Aちゃんは少しくらい頑張らなくてもいいよ。もう少し力抜いて、俺が追いつくまでそこで待っててよ。まあ直ぐに追いつくと思うけど！あ、阿部ちゃん！ここ教えて！！」
阿部ちゃんがやって来て、バタバタと走って行く高校生。
………直ぐに追いつく、か。
.
優しいメンバー達のおかげで、私は少しずつ前へ進めるようになった。
みんなもっと甘えろ頼れって言うけど、私は甘えすぎた頼りすぎた。
好きって言ってくれるのは嬉しいし、私もみんなが好きだ。
だからこそ怖いんだよ。
変わりたいと思っていたのに、こんなにも変わってしまうことに不安を覚えるとは思わなかった。
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みぃ(プロフ) - TwitterのDMを送らせていただいためぐみと申します。最近SnowManを知って、一気に読み進めてきました。切なくて涙がとまりません(>_<)続きも楽しみに読ませていただきます。 (2022年12月25日 19時) (
レス) @page47 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント、リクエストありがとうございました！遅くなってしまってすみません。ほんとはもっと賑やかものがいいかなって思ったんですが終盤なので、作品と絡めたら暗い感じになってしまって(汗)ちょっとでも楽しんでもらえていたら嬉しいです！ (2021年9月4日 18時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ﾘｸｴｽﾄ、ありがとうございました♪ﾒﾝﾊﾞｰさんの反応はどんな感じなのかなって、完全な思いつきだったので、こんなｽﾃｷなお話にしていただき、感謝しかありませんv(￣ー￣)v ありがたや〜☆ (2021年9月3日 18時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 13時
