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目「あのぉ、ちょっと良いッスか？」
「……ん？」
まだ少しぎこちなかった頃、メンバーになって間もなかった頃だ。
めめは私を呼んで隣に立たせた。
「どうした？」と見上げる私の肩に手を置いて、端正なその顔をゆっくりと近付けてくる。
え？ こんなところでキスされんの私？
目「……いや逃げないの？」
「逃げてほしいの？ 傷つかない？」
私は来る者拒まずというか、メンバーだから気を許してる。
”そういう関係”になってるメンバーだっていたし、めめが求めてくれるなら応えられることには応えたいと思ってた。
すると大きな身体を曲げて私の肩に額を埋めためめは、「はあ」と盛大な溜息をついた。
目「俺、神経図太いから傷つくことないよ」
「………ん？」
目「大丈夫。傷つかないから。Aちゃんより年下だし、頼りねぇかもだけど、絶対居なくなったりしねぇから。もっと俺にも頼ってね」
そのままあったかい腕の中に包まれて、何か話すわけでもなく暫く背中をトントンされるがままだった。
.
康二はずっと練習してる。
皆が帰っても居残りしてて偉いなぁって、事務所に寄っていた帰りにレッスン室を覗いたら、その日もまだ練習していた。
「もう今日は辞めたら？」
康「……おおAちゃんかいな。まだ帰ってへんかったん？」
「事務所寄ってた。てか同じ家に帰るんだし待ってるよ」
この頃の康二は我が家に居候してたんだよね。今となっては懐かしい。
康「なあAちゃん、ここってどうやっけ？」
「あー、こう。ん、そう。で、次は右ステップから、うんうんそうそう」
帰ろうって言ってるのに帰ろうとしない。
頑張り屋さんなとこが心配だなって。
「はよ帰ろうやー」
康「やめぇ！ちょっと発音ちゃうねん。関西人からしたら気色悪いからやめぇや」
「へえ、そっか」
康「……なあAちゃん、」
「いやもういいよ。ほんと帰ろう？」
康「ちゃうちゃう。そうやなくてな、俺めっちゃ感謝してんねん」
「……誰に？」
タオルで滴る汗を拭う康二。
康「ジャニーさん。俺の事見つけてくれて、俺にチャンスもくれて。めっちゃ感謝しててな。これからやったのになぁ、俺が頑張ってるとこもっと見ててほしかったわ」
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みぃ(プロフ) - TwitterのDMを送らせていただいためぐみと申します。最近SnowManを知って、一気に読み進めてきました。切なくて涙がとまりません(>_<)続きも楽しみに読ませていただきます。 (2022年12月25日 19時) (
レス) @page47 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント、リクエストありがとうございました！遅くなってしまってすみません。ほんとはもっと賑やかものがいいかなって思ったんですが終盤なので、作品と絡めたら暗い感じになってしまって(汗)ちょっとでも楽しんでもらえていたら嬉しいです！ (2021年9月4日 18時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ﾘｸｴｽﾄ、ありがとうございました♪ﾒﾝﾊﾞｰさんの反応はどんな感じなのかなって、完全な思いつきだったので、こんなｽﾃｷなお話にしていただき、感謝しかありませんv(￣ー￣)v ありがたや〜☆ (2021年9月3日 18時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 13時
