五十二、覚悟 ページ13
あなた、本当は、男なのでしょう？、朱華は確かにそう言った。
カグヤは目をみはる。
驚いた、なぜ知っているのだろうか？
カグヤの頭に、焦りと驚きの二つがくるくる回る。
「わたくし…し、知っていましてよ…？あの、雨の日のこと…。」
朱華は、そう少し身構えたような表情で告げた。
「…っ！」
雨の日…碧に真実を打ち明けた日だ、と理解する。
カグヤの隣では、そらが心配そうな表情を浮かべたまま座っている。
目が、大丈夫か？と告げている。
そらには心配をかけてばかりだな、とカグヤは思う。
「…ええ、私は、こういう身なりをしておりますが、男です。」
知られてしまっては、仕方がない。
言うしかないだろう。
覚悟とともに、しっかり伝えなければ。
カグヤは重おもしく口を開いた。
否定すらせずに頷いたカグヤに、少し慌てる朱華。
この人は自分が何を言っているかわかっているのだろうか、と。
「サ、サン様も男ですよ…？」
動揺したように言う朱華。
「はい、知っております。そして…サンも…僕が男だと知っています。」
「それでも…サン様がお好き…だと？」
「はい。」
カグヤが頷く。
しっかりと、Yesの返事を噛み締めるように堂々と。
朱華は呆気にとられたように黙りこんだ。
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せなち(プロフ) - 大好きなプリンスカグヤのお話！更新が楽しみで仕方ありません！！これからも頑張ってください！ (2017年5月21日 21時) (
レス) id: 976f699d49 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - いつも楽しみに見てます！更新される度きゅんってなったりせつなくなったりとしてます。これからも頑張って下さいね！応援してます！ (2017年5月10日 6時) (レス) id: ceae9f4bba (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅーん(プロフ) - プリカグ大好きすぎて(≧∇≦)更新待ってます！ (2017年3月28日 17時) (レス) id: 5bcc2fc986 (このIDを非表示/違反報告)
一松大好き(プロフ) - 続編おめでとうございます。更新頑張ってください！ (2017年3月17日 22時) (レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリーAI | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Marie-HP/
作成日時：2017年3月16日 20時
