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利吉side
利吉「話が、あるんだ」
すると初は、顔を赤らめた。
え、何なんだ。
初「わかったわ！じゃぁ明日に」
利吉「明日？」
初「えぇ、大切なことなんだから。ここじゃ何だもの」
利吉「いや、ここで良い」
私とAが恋仲なこと、
だから初の気持ちには応えられないこと。
そしてAが私と初の仲を取り持つなんてできないと。
それだけきっぱりと伝えるのみ。
だけれど、初は譲らなかった。
初「いいえ、明日が良いの！
明日、茶店に連れて行ってください。
そこでお話を聞きます！」
利吉「おい、」
初「お願いっ」
頑なに明日、
茶店でと言うので仕方なく了承した。
初「ありがとう！じゃぁ今日は帰ります。
……また明日」
なぜか浮ついた足取りで、初は忍術学園を後にした。
◆◇
次の日、初の言うままにやってきた茶店。
利吉「なんだ、この店」
初「うふっ、可愛いでしょ？」
店内はいかにも女子が喜びそうな可愛らしい装飾を
施してあり、周りを見渡すと恋仲の男女ばかりだ。
なんていうか……
利吉「息が詰まるよ」
初「もう、そんなこと言わないでください。
最近流行ってるのよ、このお店」
利吉「私たちが来るべき所じゃないね」
すると向かいの席に座る初が、
上目遣いで私を見つめた。
初「そんなことないわ。だって今日は、
利吉さんから大切なお話があるんだもの」
上目遣いで、ぱちぱちと瞬きをする初。
え、待ってくれ。
もしかすると初は、私が……
初「嬉しい。きちんと告白してくれるなんて」
利吉「あぁ？」
やっぱり！やっぱりそうだ。
初は“大切な話"を、
交際を申し込まれることだと思っていたのだ。
利吉「だからこんな店を選んだのか……」
初「え？」
利吉「いや……大切な話というのは」
初「はい！」
初が前のめりに、さらに目を輝かせた。
だけど、私が言いたいことは、
利吉「……私とAさんは、恋仲なんだ」
初「え……」
私の言葉に、初の目からなんとなく
輝きがなくなった気がする。
そして初は俯いて大きくため息を吐いた後、
ふっと顔を上げた。
そして衝撃なことを言い放ったのだ。
初「……そうですか。
で、それが何だというの？」
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llmz(プロフ) - 初めましてこんばんは。目をギンギンにしながら楽しく読ませて貰いました。そしてもっと読みたいです！お忙しいと思いますがこれからも続いていくことを応援しています。いつか母上に紹介するお話も読んでみたいです笑更新楽しみにお待ちしています！ (2023年3月25日 1時) (
レス) @page41 id: ea241ee2a1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすこ(プロフ) - はなさん» お返事ありがとうございます！！読めましたー！！はなさんの書く小説はどれも好きでほとんど読んじゃいました！これからも応援してます。頑張ってください！！ (2022年10月22日 7時) (レス) id: 8dcb23a883 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ぴすこさん» 読んで頂きありがとうございます！早速ですが、こちらの設定はどうされているでしょうか？ご確認お願い致します！→→「マイページ」の「設定」から、下の方にいくと「コンテンツの設定」→ 「R18コンテンツフィルタ」があります。お手数ですが宜しくお願いします。 (2022年10月19日 21時) (レス) id: 1cb0e453a9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴすこ(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します。よるのおあそびを読みたいのですが、検索しても作者の作品全表示を押しても出てきません。どうすれば読めますか？ (2022年10月19日 21時) (レス) id: 8dcb23a883 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - Moonさん» お返事遅くなりました！なんて嬉しいお言葉…！更新遅すぎてすみません😱どれだけ続けているのかというお話ですが、私にも終わりが見えません(笑)とにかく更新頑張ります！コメントありがとうございます！！ (2022年10月10日 23時) (レス) id: 1cb0e453a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年1月19日 0時
