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土井side
Aさんを送って、忍術学園へ帰ってきた。
彼女に会うと、想うと
胸がきゅうっと締め付けられて
だけど、とても甘くて
あぁ、大好きなんだと実感する。
伊作「土井先生！おかえりなさい」
小門から中に入ると、ちょうど伊作に会った。
土井「あぁ、ただいま。伊作」
伊作「あの、留三郎が……！」
土井「ど、どうした！」
普段とは違う伊作の様子。
そうだ、留三郎はAさんのことが……
舞い上がっている場合では、
幸せに浸っている場合ではない。
もし何か思い詰めていたら……
私は慌てて、伊作と共に留三郎の元へ向かった。
伊作「見てください、ほら」
伊作が指差す方を見ると、
留三郎がひとりで塀の修繕をしていた。
今日はもう随分と長い時間、あぁらしい。
伊作「委員会のメンバーには、随分と前に
"今日はこれで終了だ"って言いながら、
ひとりで黙々と作業を続けて……」
それは……気を紛らわせるためか？
土井「と、留三郎……」
食満「あ、おかえりなさい、土井先生。
Aさんは無事に帰りましたか」
くるりと振り返った留三郎は、
やけにスッキリした顔をしている。
土井 「あ、あぁ。大丈夫だよ。
あのな、留三郎……」
食満「……知っていましたよ。
土井先生がAさんのこと好きって。
わかりやすすぎるから」
土井「ええっ……本当に？！」
食満「最初からね。
あれだけ顔や態度に出ていたら……」
留三郎の段々と真剣になる顔つき。
食満「俺は、Aさんが好きです。
勿論、どうこうしたいってわけじゃない。
だけど、急にその気持ちを消すことは無理だから……
すみません、まだ想わせてほしい」
その真剣な気持ちに心に、
私も男として向き合わなきゃならない。
土井「……留三郎は、大人だな」
食満「へ？」
土井「私なら、嫌だ嫌だって
駄々をこねるかもしれないのに」
すぐに妬いたり、自分の気持ちだけで
動いてしまったり、そんな自分が恥ずかしくなる。
土井「留三郎には、自分の気持ちを、心を。
大切にしてほしい」
食満「ありがとうございます」
笑顔の留三郎が、ひどく大人に見えた。
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はな(プロフ) - 舞美さん» 舞美さん、初めまして！読んでくださって、ありがとうございます！！そう言ってもらえて感激です…だいぶキャラ崩れしていると思うんですが、お許しください。これからも更新頑張ります！コメントありがとうございます:) (2021年5月4日 23時) (
レス) id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - はなさんの作品大好きです｡土井先生といい利吉さんといい、、私徳でございます、、。これからも応援してます！ (2021年5月3日 21時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年4月18日 15時
