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you side
あの後すぐに返事を書いて、乱太郎くんに託した。
なんて書いたっけな。
思うことを、ただ書いたような。
『気を付けて帰ってくださいね』
客「ありがとう、Aちゃん」
帰っていくお客さんを店頭で見送っていると、
少し遠くに見知った姿が
こちらへ向かって歩いてくるのが見える。
しかし、その姿は一瞬のうち消えて
土井「Aさん、こんにちは」
次の瞬間には、私の目の前に現れた。
『は、半助さんっ』
土井「あはは、びっくりしました？
忍者っぽいでしょう」
楽しそうに笑う半助さんは、とても……
『か……可愛い……』
その笑顔が無邪気で可愛くて、
思わず口に出てしまった。
あ、可愛いなんて言われたら嫌かな……
恐る恐る顔を上げてみると、
半助さんは口元を手で覆って真っ赤な顔をしている。
土井「……あの、Aさん」
『は、はい』
土井「少し中へ入りましょう」
半助さんは、空いている方の手で私の手首を取った。
そして店内に入ると、
私の両肩に手を添えて溜め息を漏らした。
土井「可愛いのは、Aさんです
……こんな手紙まで寄越して」
半助さんは懐から、私が書いた手紙を取り出す。
なんて書いたってなぁと思っていたところだ。
土井「約束の日時のあとの、これ」
『ええ？』
手紙を覗き込むと、一番最後に添えられた言葉は
〜半助さん、寂しいです〜
『なっ……！』
私、こんなこと書いたの。
恥ずかしくて、思わず顔を手で覆った。
なかなか会えずに寂しいって思ってはいたれけど、
これ言われたら迷惑なんじゃ……
またもや恐る恐る、指の間から半助さんを見ると
土井「私も、寂しかったです」
そう言って、半助さんは私をぎゅうっと抱きしめた。半助さんの匂いに、酔ってしまいそう。
土井「急に忙しくなってしまって……
会いに来れなくてすみません」
『いえ、私も』
私も、常備薬を作り貯めたり、
自分の薬草園の大掛かりな手入れをしたりと
バタバタとしていたしなぁ。
土井「会えて、嬉しい……」
半助さんは私を抱きしめたまま、
額に口付けを落とした。
あ、鼻血。
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はな(プロフ) - 舞美さん» 舞美さん、初めまして！読んでくださって、ありがとうございます！！そう言ってもらえて感激です…だいぶキャラ崩れしていると思うんですが、お許しください。これからも更新頑張ります！コメントありがとうございます:) (2021年5月4日 23時) (
レス) id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - はなさんの作品大好きです｡土井先生といい利吉さんといい、、私徳でございます、、。これからも応援してます！ (2021年5月3日 21時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年4月18日 15時
