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土井side
Aさんが、私を好きだと言ってくれた。
それだけで充分だ。
それに、私の過去など
恋愛と呼べるものではなかったと気付かされた。
だって、
土井「どうしようもないくらい、大好きです」
こんな感情、私だって知らなかった。
『ひゃ……っ』
Aさんが、突然がくんと体勢を崩した。
脚の力が抜けたように、ぺたりと床に座り込む。
土井「だ、大丈夫ですか」
しゃがんでAさんの顔を覗き込むと、
どきん、と胸が鳴った。
私の袖をきゅっと掴み、
『……駄目、どきどきしすぎて立てない』
なんて、顔を真っ赤にさせてじっと見つめるから。
……………なんだ、この可愛いの。
これはまずい。
ものすごくまずい。
土井「あの、Aさん……」
『は、はい』
土井「身の危険を感じたら、逃げてください」
『へ？』
顔を真っ赤にさせていたAさんだけれど、
きょとんとした表情に変わった。
土井「私……Aさんに何をするかわかりません」
少し意味がわかったのか、
Aさんはまたみるみる顔を赤く染めた。
『あの……あの、それって』
土井「うん……正直に言いますね。
Aさんが可愛すぎて大好きすぎて、
襲ってしまいそうなんです」
一瞬、Aさんは目を見開いたけれど、
すぐに私の胸に顔を埋めた。
『………半助さん……
ゆっくり、教えてほしいです……』
はぁ……と、思わず溜め息がでる。
……Aさんという人は。
土井「ねぇ、Aさん……」
名まえを呼ぶと、
Aさんは私の胸に埋めていた頭を起こした。
さらさらと流れる前髪を避けて、
そっと額に口付ける。
『ん……っ』
土井「Aさんのこと、ずっと大切にします」
Aさんの手を取り、ぎゅっと握った。
今までとは違って、
お互いの指はしっかりと絡められて。
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はな(プロフ) - 舞美さん» 舞美さん、初めまして！読んでくださって、ありがとうございます！！そう言ってもらえて感激です…だいぶキャラ崩れしていると思うんですが、お許しください。これからも更新頑張ります！コメントありがとうございます:) (2021年5月4日 23時) (
レス) id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - はなさんの作品大好きです｡土井先生といい利吉さんといい、、私徳でございます、、。これからも応援してます！ (2021年5月3日 21時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年4月18日 15時
