31:After story２ ページ50
土井side
利吉「で、そのAさんがどうしたんです？」
土井「……うん、そのAさんなんだけど」
なぜかうまく言い出せずにいると、
山田「なんだ、恋人同士にでもなったのか」
はぁ……と、お茶をすすりながら、
山田先生はさらりと言った。
利吉「え、Aさんと恋人同士？
そうなんですか、土井先生」
利吉くんは、山田先生と私を交互に見る。
土井「実は……そうなんだ」
利吉「ええぇ！」
ええぇ！って……どういう意味だい利吉くん。
◆◇
利吉「なるほど、そういう経緯で」
利吉くんにAさんが忍術学園に出入りするようになった理由や、ドクタケ忍者の件、
そして恋人になったことを話した。
山田「いつも以上に徹夜で仕事を片付けたり、
話し掛けても上の空だったり……
半助はわかりやすすぎる」
あはは……と笑ってごまかす。
忍とあろう者が恥ずかしく情けない話だが、
Aさんのこととなると、
なかなか冷静でいられないのだ。
まぁ、しかしだ、
と、山田先生は湯呑みを置いた。
山田「おめでとう、半助。
Aさんを大切に、しっかり守るんだぞ」
ニッと笑う山田先生の言葉に
胸がぐっと熱くなり、深く頷く。
土井「………はい！」
必ず、必ず、
Aさんをずっと大切に想い
どんなことからも守り抜いてみせる。
そう、心に誓った。
利吉「そうか……じゃぁ薬屋には勿論、
忍術学園に来れば、Aさんに会えるんだ」
土井「うん、まぁ会えるけど……」
利吉「ここに来る楽しみが増えましたよ」
土井「だ、駄目だよ！Aさんは私のだ！」
思わず、大声で叫んでいた。
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はな(プロフ) - 舞美さん» 舞美さん、初めまして！読んでくださって、ありがとうございます！！そう言ってもらえて感激です…だいぶキャラ崩れしていると思うんですが、お許しください。これからも更新頑張ります！コメントありがとうございます:) (2021年5月4日 23時) (
レス) id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - はなさんの作品大好きです｡土井先生といい利吉さんといい、、私徳でございます、、。これからも応援してます！ (2021年5月3日 21時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年4月18日 15時
