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利吉side
出茂「好きなんだ、Aさんの事」
あ、ついに言った。
『す、すき？わ、私の事？』
ほら見ろ、Aは鈍感なんだよ。
というか、人からそういう意味の好意を
向けられていると考えもしない。
そんなAと恋仲の私ってすごくないか？
出茂「僕、ものすごくわかりやすい行動してたと
思うんだけど」
『えっ』
知ってる。
進んで洗濯とか雑用も嫌がらずにやって、
Aに引っ付いて回っていたそうじゃないか。
出茂「さっきの口ぶりから見て、
好きな人がいるんだろう？……プロ忍者の」
『だから、そうじゃなくてっ……』
A、顔真っ赤なんだけど。
私の事を思い浮かべてるんだと思うと
可愛すぎて……ごほん。
出茂「相手はあっさり命を落とすかもしれない。
でも僕は、安全安心の事務員になる予定だし」
そしてあろう事か、
出茂鹿くんはAの片頬に手を添えた。
『あ、あの！鹿之介さん！』
もう我慢できない。
Aに触るんじゃない。
思わず感情を抑えられずに飛びだ……
「Aさーん！うわぁ！！」
利吉「わっ……」
どーん！と
誰かとぶつかり、下敷きなって倒れた。
『り、利吉さんに、小松田くん？！』
小松田「はいっ、Aさん。ただ今戻りました！
……あれぇ？利吉さんじゃないですか」
利吉「……あれぇ？じゃない！
どいてくれ小松田くん！！」
だから苦手だ、小松田くん。
◆◇
出茂「なっ何なんだ、急に！」
『利吉さんっ……』
Aは慌てる出茂鹿くんから離れ、
私の傍へ駆け寄ってきた。
『大丈夫ですか？小松田くんも気を付けないと……
あと、おかえりなさい』
小松田「す、すみません。利吉さん」
利吉「……いや、いいよ……」
はぁ……と身体を起こすと、
Aが心配そうに私を覗き込んだ。
あぁ癒し。
小松田「あっ、出茂鹿之介さん！
僕の留守中、ありがとうございました」
出茂「そ、それより、何で山田利吉がっ……」
出茂鹿くんは
びしぃ！と、私に人差し指を向けた。
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はな(プロフ) - いとーさん» 初めまして！一気読みありがとうございます！疲れたでしょう…！ドキドキしてもらえて、嬉しいです。とにかく私の夢と妄想を詰め込んでいる作品ですが、よければこれからもお付き合いください。更新頑張ります！コメントありがとうございます:) (2021年4月5日 23時) (
レス) id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
いとー(プロフ) - はじめまして！今日この作品を一気読みさせていただきました！最初からずっと胸がドキドキします！！更新頑張ってください！ (2021年4月5日 9時) (レス) id: a04005cb99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年2月27日 0時
