【忍たま】利吉さんはいじわるだ。【山田利吉】 (ページ39)

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you side

今日は利吉さんが、山田先生に用事でいらっしゃっている。山田先生が長いこと家に帰っていないから迎えに来たそうだ。
って、いつもの事なのだけれど。

利吉「ほんとに父上は」

『たまには帰られたらいいのに』

利吉「まぁ、忙しいのもわかるけどね」

利吉さんもフリーの忍者として忙しいんだもんね。

利吉「これから長期の忍務なんだ」

帰り際、利吉さんが教えてくれた。

『そうなんですね……』

次会えるのはいつになるんだろう？

利吉「寂しい？」

『そ、そんなことっ』

こ、心を読まれているみたい。

利吉「Aがドジ踏まないか心配だ」

『どんな仕事も立派にやります』

利吉「はは、それは頼もしいな」

じゃぁまた、そう言って利吉さんは忍務に向かった。

それから1週間ほど経った頃。
少し、少しだけ寂しく感じてきた。
いつもこれくらいの間隔で利吉さんに会う機会が
あったから、本当に会えないんだと再確認した。

更に1週経つと、

小松田「Aさーん！どうしよう！！」
　

『きゃー！何してるの小松田くん！』

日常茶飯事なトラブルに対応したり、
食堂でお皿を割ってしまって落ち込んだり、
毎日忙しい。

それでも毎日考えるのは、利吉さんの事。
元気だろうか、会いたいな。
まだ帰るには早いよね。