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you side
『だ……めです』
断ってしまった。
どうしてそんな驚いた顔をするの？利吉さん。
『…そんな事したら、北石さんが悲しむ』
北石さん、この間だって怒ってたじゃない。
利吉「北石が？……どうして？」
『どうしてって、おふたりは恋人同士でしょう？』
利吉「え？」
『北石さん、利吉さんと私が話したりすると、
嫌だと思うんです。』
出掛けるなんて尚更じゃないか。
逆の立場なら、私だって嫌だし辛い。
『だからもう、私とは…』
本当は違うのに。でも、自分の気持ちだけでどうこうしていい事じゃない。
『会ったり、しない方が』
いいんです、と利吉さんに向けて言うけれど、
自分に言い聞かせるのだ。
夢見たって恋い焦がれたって
貴方に届かないこと
理解しようと、諦めようと必死なのだから。
利吉「……A、色々待ってほしい。
私と、北石が何って？」
『え…お、お付き合いされてると…』
ねぇ、言わせないでほしい。
『だから…私じゃななくて、北石さんを…』
誘ってあげないと。そうでしょう。
私はただ片想いしているだけ。
利吉「私と北石のために、Aとは会ったり
話したりしない方がいいって？」
そうだ、そうだ。と私は頷く。
利吉「A……それなら、どうして泣くんだよ」
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かな(プロフ) - とてもキュンキュンしました！ (8月7日 0時) (
レス) @page3 id: 94590dbbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2020年12月18日 23時
