【忍たま】利吉さんはいじわるだ。【山田利吉】 (ページ21)

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you side

本日2回目の洗濯物を干して、
私は縁側で一息つくことにした。

私は洗濯が好きだ。
何か悩んだりしているときほど。
心が疲れているときほど。
無心でやると心が少しほぐれるし、洗濯物は綺麗になるし良いと思う。

『今日はあと、夕飯の仕込みを手伝って』

それにしてもなんて良い天気なんだろうか。
こんな日はお出掛けもいいけれど、
お昼寝するのがいちばんの幸せかもしれない。

最近は考えることが多くて少し疲れていたし。

『ちょっと、休憩…』

◆◇
どれくらい時間が経っただろうか。

『ん…』

もたれていた頭を持ち上げ、目を擦った。

ん？もたれていた？

「あ、起きたか？A」

なんと隣には利吉さんが座っているではないか。
私は驚いて思わず立ち上がった。

『ななっ、利吉さん！？』

利吉「はは、そんなに驚かなくてもいいだろう？」

『ど、どうして此処にいらっしゃるんですか』

利吉「ん？今日は父上に用事でね。
　それで此処を通りかかったらAがいたから、
　話し掛けようとしたんだが…」
　

気持ち良さそうに眠っていたから、
と、利吉さんは両手を真上に上げて伸びをした。

利吉「ん……！私も隣で休憩させてもらったんだ」

『寝顔』

恥ずかしい！見られたくないのに。

利吉「寝顔？かわいかったよ」

『かっ…！』

あぁ、

またそういう事を

言うのだから。