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you side
利吉「重そうだね」
『大丈夫ですよ、これくらい持たなくちゃ』
利吉さんは、持ってあげるよと言ってくれたけど、
私はお礼だけ言って食堂へ向かおうとした。
利吉「そうだ、A」
『なんでしょう？』
まだ後ろから何か言ってくるので、振り向かず返事だけする。
利吉「足元、ぬかるんでるよ」
『え？ぬか……うわっ！！！』
そうだ、忘れてた。
転ぶ！と思った瞬間、腕が引っ張られる。
私は利吉さんに引っ張られ、ぬかるみにはまらずに済んだ。
『は！！！砂糖！』
思わず手放してしまった砂糖！
利吉「大丈夫だ、ほら」
砂糖の袋は利吉さんが片手で軽々と持っていた。た、助かった…。
『ありがとうございました』
利吉「どういたしまして。
本当、君はどんくさいんだから」
『うっ…』
利吉「さっき危ないとか言いながら飛び越えてたじゃ
ないか」
『見てたんですか』
恥ずかしい。
このまま持ってあげるよと、利吉さんは歩きだすので、私も後ろをついて行く。
食堂の前に着くと利吉さんは振り向き、
「無事でよかったよ」
『えっ………』
どんだけ爽やかな笑顔で言うの。
やめてよ、どきっとするじゃない。
「砂糖の袋が」
あぁ、そうだった
利吉さんはいじわるだ。
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かな(プロフ) - とてもキュンキュンしました！ (8月7日 0時) (
レス) @page3 id: 94590dbbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2020年12月18日 23時
