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利吉side
土井「わぁ助かるよ」
土井先生が食べていたうどんに浮かんでいた
かまぼこを食べてあげたので、情報代はチャラらしい。
それで良いのか土井先生。
利吉「で、情報というのは……？」
土井「うん、それがだね。
まず利吉くん、君が不特定多数と
あららな関係を持っていることは知っている」
利吉「何です、あららな関係って」
そんな表現されるの初めてすぎて、
ちょっと戸惑ってしまった。
土井「そして、そういうことをしている理由も、
なんとなくわかってる」
利吉「え」
土井「いくらAさんと重ねたって、
それはAさんじゃない」
何故知っているのだ。
何故わかるのだ。
私の、秘密。
ただ遊び回っているのではなくって、
Aさんと重ねて、体温を求めて
感情も何もなく女を抱いていること。
土井「モテるから余計困っちゃうよね」
利吉「まぁ寄ってはきます、向こうから」
土井「羨ましいよ。でも、それじゃぁ駄目だ。
Aさんは非常に傷付きやすく繊細」
お盆を持って席を立った土井先生は、
振り向き様にこう言ったのだ。
土井「利吉くん、きちんと清算しておいで。
Aさんのことはそれからだよ。
そうじゃないと、向き合う権利なんてない」
◆◇
食堂を出た私は、とぼとぼと中庭を歩いていた。
「あっ、利吉さーん！」
こんな時に、苛々する声だと思って振り向くと
……やっぱり苛々するわけだ。
北石がこちらに手を振っている。
面倒だからそのまま無視をしようと思ったけれど
そうだ、北石はAさんと仲が良かった。
北石「こんなところで会うなんてね。
私は山本シナ先生にお話が」
利吉「なぁ、私のAさん見なかったか？」
北石「本っ当に私の話聞かないわね。
それから利吉さんのAさんじゃないでしょ」
利吉「私のだ。で？見なかったか？」
誰が何と言おうと、私のAさんなのだ。
北石「Aさんならさっき会ったわよ……あ、ほら」
ほら、と北石が指差す方向を見れば、
塀の上に立っているAさんがいた。
利吉「あ！」
『ひぃ！照代〜！言わないでよぅ！』
北石「あ！ごめんなさい！」
走り出すAさんを逃さまいと、
私は勢い良く塀に飛び乗った。
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はな(プロフ) - でん太郎さん» お返事遅くなりました！利吉さんどんどん変になっていきますどうしよう笑"大好きだなんて！ありがとうございます！とっても嬉しいです！のろのろ更新ですが頑張りますね。コメントありがとうございます❤️ (2022年7月31日 9時) (
レス) @page42 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
でん太郎(プロフ) - 利吉さんがギャグ枠になってるのがツボすぎて、大好きです…😭ここで他の作品のことをお伝えするのもアレかとは思いますが、全作品、構成も夢主も、文章もとても大好きです、これからもずっと応援しています🙇♀️ (2022年7月13日 22時) (レス) @page9 id: 1487e65024 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 青野ゆあんさん» ありがとうございます！ちょっと変わった利吉さんに挑戦です〜更新頑張りますので、引き続き読んで貰えたら嬉しいです。コメントありがとうございます！ (2021年12月25日 22時) (レス) @page12 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
青野ゆあん(プロフ) - 好き,,,めっちゃ好き,,, (2021年12月19日 23時) (レス) @page4 id: a96dc153b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年12月19日 1時
