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利吉side
利吉「母上に愛想を尽かされますよ、父上」
山田「仕方がないだろう、仕事なんだから」
利吉「……はぁ。とにかく、
洗濯物はここに置いておきますからね」
ぴしゃりと父上の部屋の障子を閉めた。
本当に父上は。
たまには家に帰ってくれ。
おかげで母上からもぐちぐち言われるし、
なんたって今週は、一度もAさんに会えていない。
そりゃぁストレスも溜まる。
ぶつぶつ文句を言いながら、
ふらりとやってきたのは食堂だ。
せっかくだし、昼食を取っていこう。
食堂ヘ入ってみれば、見知った顔を見つけた。
土井先生……の向かいには、なんとAさん。
どうしてAさんが……と考えたけれど、
「本当は、惹かれてるのにねぇ」
「いやぁ、可愛いですねぇ」
聞こえてきた土井先生の言葉に、
身体が勝手に動いていた。
Aさんは驚いた顔をしているけれど、
そんな顔もとっても可愛いけれど、
今はそれどころではない。
利吉「惹かれてる……？可愛い……？」
こんなの土井先生がAさんに
好意を寄せている証拠じゃぁないか。
土井「うわぁ利吉くん！
ちょっと殺意引っ込めてくれるかい？」
そりゃぁ殺意も沸くというものだ。
『違うよ。土井先生に用事があったんだもん』
用事？用事って何だ。
知り合って間もない仲で、何？用事って！
利吉「私には会いに来てくれないのに」
『……だめなの』
Aさんは一言そう言うと、ガタンと席を立つ。
そしてそのまま、食堂を飛び出して行ってしまった。
利吉「Aさ……っ！」
さすが優秀なくの一だ。
その俊敏さといったら……と
感心している場合ではなかった。
土井「行っちゃった」
そんな他人事のような発言に、
私は土井先生の顔を睨みつけた。
土井「近いよ顔が近い」
利吉「やっぱりAさんにちょっかい出して」
土井「それは誤解だよ、ねぇ利吉くん。
Aさんの情報、いる？」
にっこり笑う土井先生。
はぁ？そんなもの、そんなもの……
利吉「いります。とてもいります。
おいくらですか」
土井「本当、怖いよね利吉くん」
利吉「ありのままです怖くないです。
で、その情報おいくらですか金ならあります」
土井「とりあえず、息継ぎして喋ろうね」
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はな(プロフ) - でん太郎さん» お返事遅くなりました！利吉さんどんどん変になっていきますどうしよう笑"大好きだなんて！ありがとうございます！とっても嬉しいです！のろのろ更新ですが頑張りますね。コメントありがとうございます❤️ (2022年7月31日 9時) (
レス) @page42 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
でん太郎(プロフ) - 利吉さんがギャグ枠になってるのがツボすぎて、大好きです…😭ここで他の作品のことをお伝えするのもアレかとは思いますが、全作品、構成も夢主も、文章もとても大好きです、これからもずっと応援しています🙇♀️ (2022年7月13日 22時) (レス) @page9 id: 1487e65024 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 青野ゆあんさん» ありがとうございます！ちょっと変わった利吉さんに挑戦です〜更新頑張りますので、引き続き読んで貰えたら嬉しいです。コメントありがとうございます！ (2021年12月25日 22時) (レス) @page12 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
青野ゆあん(プロフ) - 好き,,,めっちゃ好き,,, (2021年12月19日 23時) (レス) @page4 id: a96dc153b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年12月19日 1時
