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you side
『お腹いっぱーい！……利吉くん？』
朝食を堪能して、忍術学園を出た。
最高だった……で、それにしたって利吉くん。
もう、何さっきからムスっとしてるの。
『そんなムスっとした顔、男前が台無しだよ？』
まぁそんな表情ひとつにしても、
利吉くんなら女性を虜にするのかもしれないけれど。
利吉「土井先生が悪いんです」
『それは私の体調を心配してくれて……あ！
土井先生が私に気がある、みたいなこと言ったでしょ！』
あれはやめてほしい。
恥ずかしいだけなんですけど。
利吉「じゃぁ、
気があるって言われたらどうするんです」
『あるわけないから考えられないよ。
じゃぁ嫉妬がどうのこうのって何なの』
利吉「……さぁ、なんでしょうね。内緒です」
『内緒って……もう』
そこは笑顔でかわすのね。
◆◇
さて、町に差し掛かった頃。
「見つけたわよ！利平！」
驚いて利吉くんと振り向くと、
そこには女性がひとり。
何か知らないけれど、わなわなと震えて、
めちゃくちゃ怒っているご様子。
利吉「……？えぇと、誰だっけ」
女「っはぁあ？！約束したのに酷いじゃない！」
へらへらと笑う利吉くんの態度に、
さらに女性はヒートアップ。
女「探したんだから……絶対逃がさないわよ！」
そして女性は利吉くんの腕を、がしっと掴んだ。
利吉「ごめん本当に誰だか……」
いや、これもこれで問題じゃない？
なんか知らないけれど、
利吉くんのこと探してたみたいだよ？
忘れてるって何なの利吉くん。
そして利吉くんは私に視線を送っている。
助けてって、目が言ってる。
すると、女性の標的は変更。
その睨みを利吉くんから私に投げる。
女「ちょっと、あんたは何なの？
利平と一緒に歩いてるなんて！」
ほらぁ、面倒なことになっちゃう。
男女のゴタゴタに巻き込まれたくない。
まして、利吉くんの異性関係なんて……
利吉「いや待ってくれ、この人は……」
『いえ、私は』
利吉くんを遮って、私は続ける。
『すみません。
私、先ほどこの方に道を聞いただけなんです。
えぇと……あちらでしたね。
ありがとうございます。それでは』
我ながら良い演技力。
私はぺこりと頭を下げ、ひとり町中へ消えた。
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はな(プロフ) - でん太郎さん» お返事遅くなりました！利吉さんどんどん変になっていきますどうしよう笑"大好きだなんて！ありがとうございます！とっても嬉しいです！のろのろ更新ですが頑張りますね。コメントありがとうございます❤️ (2022年7月31日 9時) (
レス) @page42 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
でん太郎(プロフ) - 利吉さんがギャグ枠になってるのがツボすぎて、大好きです…😭ここで他の作品のことをお伝えするのもアレかとは思いますが、全作品、構成も夢主も、文章もとても大好きです、これからもずっと応援しています🙇♀️ (2022年7月13日 22時) (レス) @page9 id: 1487e65024 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 青野ゆあんさん» ありがとうございます！ちょっと変わった利吉さんに挑戦です〜更新頑張りますので、引き続き読んで貰えたら嬉しいです。コメントありがとうございます！ (2021年12月25日 22時) (レス) @page12 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
青野ゆあん(プロフ) - 好き,,,めっちゃ好き,,, (2021年12月19日 23時) (レス) @page4 id: a96dc153b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年12月19日 1時
