【短編集】夢を見た (ページ5)

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頭をガシガシと掻いたあと
WY「そうだよ。お前のことずっと昔から好きなんだよ…」

WY「Aは絶対俺のこと眼中に無いの知ってるから、彼女作ったり遊んだり誤魔化してきた」

WY「告白でもしたら幼馴染という役すらできなくなるんじゃないかと思って怖くて言えなかった！」

WY「本当は、言いたくなかった。Aが好きだってこと…」

ウヨンは暗闇の中きらりと涙を光らせた

涙を見た途端に先程の駄々っ子の様な姿も理不尽な言葉も全て愛らしく感じた。
そして、いつから私のことを好きで居てくれたんだろう？と胸がじわじわ温かくなった

「ウヨン…私ね、一途な人が好きなの」

WY「はぁ…やっぱり言わなきゃ良かった…」

「ウヨンが一途に私のことずっと愛してくれるなら…私ウヨンのことずっと愛してると思う」
ウヨンはぽかん。とした顔をしてからやっと私の言ったことを理解できたのか力強くハグをしてきた。

WY「する！一途に愛せる！！今までこの十数年間愛してきたんだもん」

「彼女居たのに？」

WY「ん゛〜！！絶対嫌ってくらい愛してやる！！」

「ふふ、」

WY「待って」

WY「誕生日おめでとうA」
ウヨンは小さなギフトボックスを私に渡すとまぶたと唇にキスをした

fin