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息を整えてインターホンを押すが反応は無い。合鍵を使って入ると彼女の靴は置いてあってほっとした。
「A入るよー」
と声をかけても返事は無くてリビングにも姿は無くてまた焦る
探し回って見つけたのは、自室で布団にくるまって浅い息をしてるAだった。
頬は紅く額には汗が見える
おでこに手を当てると熱い
すごい熱だ。
大慌てでコンビニに走って必要なものを買ってまた戻る。
彼女の額に冷えピタを貼って彼女の辛そうな寝顔を見つめる
1時間経っただろうか、彼女が目を開けて目が合う
虚ろだけど俺の顔を認識した途端に目尻を下げた
「ホンジュンア?……なわけないよね…夢か…」と呟いてまた目を閉じてしまう。
その一言で彼氏として立場が無いことに気付かされて胸が締め付けられた。
「(ソンファ…お前の言うことがやっとわかった気がする)」
彼女は俺の性格や趣味に対して受け入れてくれたと思っていたけど、好きだからこそ寛容していてくれていたのだと今、やっと気づいた。
本当はずっと寂しい思いをさせていたんだろうな…
そんな彼女の前髪を溶かして頭を撫でる
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作者名:えむ | 作成日時:2023年7月30日 1時