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🐿️叶えてあげたい ページ12

彼女と付き合って3年

親友のソンファには『絶対これから先Aちゃんみたいな子見つからないから大事にしなよ』と事あるごとに言われてきたのに俺はどうやらそれを忘れていたようだ。


俺たちの始まりは曖昧で、いつが記念日かわからないから二人の誕生日の間を取った日を記念日にしようと言っていた

今までささやかなお祝いをしてプレゼントを交換していた。

それなのに記念日を忘れていた上に、記念日当日は服のリメイクに集中し過ぎたせいで夜を越していたみたいでスマホの通知をみて青ざめる

カトクを開いてみるとAからは何も来ていなくて、とうとう呆れられたか…と冷や汗が出てくる

今までも、作業に集中し過ぎて連絡を疎かにすることはあったものの約束はすっぽかすことは無かった…

どうしようか、今からディナーでも予約するか…
それよりも正直に話す方が大事だと思い、とりあえず彼女に連絡してみた

メッセージを入れても電話を入れても無反応で益々不安になる。

とうとう捨てられたか…絶望感を抱きながらも僅かな希望を胸に彼女の家に行く

生温い風と温度が嫌な気持ちにさせてくる

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作者名:えむ | 作成日時:2023年7月30日 1時

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