最強戦闘民族の生き残り (ページ4)

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貴方side
目を開けると見慣れない天井があり、少しムシューダくさい布団によこたわっていた。
少しずつ意識が途切れる前の事を思い出す。

確か追われてて、お腹すいて倒れて……
ん？もしかして捕まっちゃった？
でも、さすがに神威くんならこんな布団なんかじゃなくて極上ベッドにするだろうし……
ここは誰？私はどこ？状態だわ。あれ逆？

てかそんな事言ってる場合じゃない。
確認すると腰にさしておいた刀や持っていた番傘も無い。丸腰かよ。最悪。
けど、手足は縛られていない。
逃げようと思えばいけるかな。

目の前にいるのは、真っ黒な制服の3人組…
ん？1人ゴリラ混じってる？なにこれ。私絶滅危惧種だけどこのゴリラと共に鑑賞用になるの？え？
ここ動物園？

？「ここは動物園じゃねえ。近藤さんもゴリラじゃねえ。」
貴「え、やだ、何？エスパー？すごい、初めて見た！」
？「全部口に出てましたぜ」

やだ恥ずかしい……
てか何なん？この栗毛めっちゃ馬鹿にしたような目して……しかもイケメンじゃないか！腹立つ！
？「とにかく目が覚めたようでよかったよ。」

貴「地球ではいつの間にゴリラが人並みに進化してたんですか？てか刀と傘返してもらえませんか、バナナあげますよ～」
？「それは無理だ。この廃刀令のご時世に刀ぶら下げてるような奴は即取り調べだ。」
貴「は？」