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過去からもどります
土方side
貴「んー……そうですねぇ。
私も、血塗れの人生からある人にたすけてもらった感じですかね」
土「随分曖昧だな」
貴「まあそれはいいじゃあないですか。話すと長くなるので。
あまり、気分が良くなる話でもないので」
軽くあしらってはいたが殊里はどこか悲しそうな辛そうな目をしていた。
過去に何かあったのだろうか。
貴「あ、あのお団子美味しそー!買っちゃダメで 土「ダメだ」」
ケチー、と睨んでくるコイツの顔にはもう悲しい色は浮かんでいなかった。
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貴方side
土方さんは何か問いたげだったが何も聞いてこない。あれだな、あれ。普段明るい奴がシリアス顔をすると気まずくなるヤツ。
これ以上聞かれても答えようがないもんな。
『えっ、小さい頃?物心着いた頃から何人も殺してその人達の財産奪ってきました(笑)』
なんて言われても困るだろうし。
フワッ
ん?なんか、スゴい甘い匂いがする。誰かがお菓子作ってんのかな。それともお菓子屋が近くにあるとか。
そういえば、主人もいつもこんな匂いがしてたな。今頃何してるんだろう。私みたいに子供利用する奴だからろくな事になってなさそうだけど……てかこれどっからにおってんの?意外と鼻にくる。
クサッ。
貴「ッ!」
土「どーした?急にとまって」
この匂いがする方をみると
主人が
いた
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うさきよ - 面白いです‼ (5月7日 20時) (レス) @page4 id: 55ad19f9cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のここ | 作成日時:2021年1月30日 21時