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、
「さっむ〜！」
玄関を開けると
即座に玄関を上がっていく大ちゃん。
その後ろを小走りでついていく。
『ちょっと待ってね！
すぐ温かいのいれるから！』
寒い中放置した代償に
温かいものをいれようと
大ちゃんの横を通り過ぎた瞬間、
「ちょっとその前に〜っ」
グイッ
『ぎゃっ！？』
腕を引かれ
大ちゃんにぎゅっと抱きしめられた。
「あ〜！あったけぇ！」
『ちょっ、！？』
いきなりのことに硬直して
なにも動けずでされるがまま。
「Aさん、久しぶり。」
『、ぅ、ん。』
彼の優しい声が鼓膜を響かせる。
久しぶりでもあったし、
耳元で囁かれてドキドキして、
声を絞り出すのが精一杯だった。
「ごめん。今日は許して。
、、、寒い。」
『、ぅ、ん。』
少し震えながらも
ちょっと甘えたような声で
言われると断れなかった。
と、いうより私には断る選択肢はなかった。
「おし、充電完了！」
パッと私を解放すると
今度は洗面所へ行って手洗いうがいを
済ませて軽やかに
テーブルに座ってこっちを見る。
『、、、。』
「お腹減った〜！
あれ？おーい、Aさん？」
お箸をもって
ニコニコと訴えてくる彼に
ドキっとしてしまう。
『あっ！すぐ用意するね！』
ダメだ。
私、もたないかも。
ドキドキする気持ちをおさえながらも
ご飯の準備をする。
大ちゃんは
弟、弟、弟。弟。
頭の中で考えるこの呪文は
すでに私には効かなくなっていた。
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プリン姫(プロフ) - ことなさん» 読んでいただきありがとうございます！作製中ですので、更新楽しみにしていてください。頑張ります！ (2019年5月26日 21時) (
レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
ことな - すっごくドッキ！としていつまでも見ていられます！ (2019年5月25日 17時) (レス) id: 3cbf90e97f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プリン姫
| 作成日時：2019年4月28日 23時
