Heart 〜心 いのち キモチ〜 By コードブルー 【４】

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結局昨日は
名取くんはそのまま寝ちゃって
朝からシャワーを浴びていた。

もちろん、
出勤は２人で一緒に行ったわけで。



、


「ちょちょっ！Aっ！
あんた名取どどうなってんのよ？」


更衣室で２人っきりなことを
良いことに
美帆ちゃんが聞いてくる。


『ん、？
あぁ、名取くん昨日会ったんでしょ？
心配で来てくれてさ。
私がシャワー浴びてたら
その間に寝ちゃっててね。
そのまま朝までコースだよね、、。』


「うわっ！ついに名取なのっ、！？」

『ちょ、美帆ちゃんっ！？
それ勘違いだからっ。』


「でもさ？名取に好きって
言われてんでしょ？
藍沢とのこともあるしさ、
どうすんの？」



『う、ん。』



昨日の夜、
寝る前に藍沢にメールを送った。

ちゃんと話がしたい。、って。



「Aのことだからさ、
ちゃんと考えてると思うけど、
側から見ると２人を股にかけて悩む
って感じなんだし、
早くケリつけたほうがいいよ？
私はもちろん、
ちゃんと理解してるからそう思わないけど。」



『、、だよね。
それはわかってる。
名取くんに待たせてることも、
藍沢のこと気になってるのに
その気持ちに気付かないふりしてたことも。
だから、もう、ハッキリさせる。』



ポン、と
美帆ちゃんの手が肩に触れた。


「あんまり悩みこまないでね？
Aが苦しむことないんだから。
それに、まだ病み上がりで
今日はサポートっていっても
無理はダメだからね？」


『ありがと。』


「じゃ、先に言ってる。」





そう言って更衣室を出て行った。



『っ、よし。』



鏡に映る自分の顔を見て気合を入れる。

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